すべての人が持つ特別な記憶能力を開花させる方法
動画
BGMあり
BGMなし
教養としての認知科学
いきなり暗記力テスト
覚えたら紙に書き出してみましょう。
できたら、いったん覚えた数字は忘れて
次は苗字を暗記してください。
覚えたら紙に書き出してみましょう。
数字と苗字はどちらの方が覚えやすかったでしょう?
記憶の仕組み
人の記憶力は、先ほどのようなテストの場合
一般に5~9個と言われています。
ここで、重要なことがあります👇
単純に数字を7個覚えることと
苗字を7個覚えることでは、情報量は明らかに違います。
苗字は文字換算すると数字に比べてはるかに多いです。
では、この違いがと個から来るのかと言うと、
意味があるか否かです。👇
人はこうしてチャンクを作ることで記憶しています。
チャンクを一つとみなして記憶することができます。
つまり、意味を持つ塊(チャンク)を大きくできれば、
それだけたくさん記憶できるということです。
羽生さんが3秒で盤面を記憶できるのは、これまで見てきた盤上の駒の配置や駒の動かし方のパターンの記憶があるからです。
言い換えると、チャンクを作るためにはある程度の知識が必要なのです。
これは、勉強でも同じことが言えます。
最初は知らないことだらけですが、学習が進むにつれて知識が増えていくとチャンクを作りやすくなって、記憶にも残りやすいのです。
まとめ
チャンクと言うのは
知識の整理整頓であるのです。(`・ω・´)キリ!
ちなミニコーナー
勉強が苦手な子ほど、このチャンキングが苦手な印象があります。
チャンキングが苦手と言うことは、知識同士のつながりで記憶することが苦手と言うことなので、丸暗記する傾向にあります。
例えば、スタディという英単語を覚える場合、
このように細切れにアルファベットの並びだけで、暗記しようとしている生徒が実際にいました。
このように、細切れにしてしまうと、
先ほど暗記力ストでやったように、数字の羅列を覚えているのと変わりないので、
5文字から9文字の英単語を暗記するので精一杯になります。
言うまでもないですが、英単語の暗記の方法としては間違っています。
英単語は必ず発音とスペルでチャンクを作って覚える必要があります。
この時に使うのが、ローマ字の知識です。
実際に、アルファベットの並びで英単語を覚えようとしている生徒はローマ字の知識も不十分であることが多いです。
チャンクと言うのは本人の知識に依存しますから、英単語を覚えるときはローマ字の知識があるから、発音も覚えやすくなるということです。
もし、英単語の発音の見当すらつかないために、
アルファベットの並びで覚えているのなら
ローマ字のから見直してみましょう。
それでは、
さようなら。