高校数学ⅠA 2次関数「平行移動で重要なのは頂点! もっと簡単に平行移動した式を求める方法」
2次関数の平行移動
基本は頂点座標を考えること
でも、もっと手っ取り早く計算したいときどうしますか?
動画
BGMあり
BGMなし
平行移動とは?
青いのはy=x^2のグラフです。
中学校で習ったやつですね。
高校では2次関数のグラフが動くのですが、
その、「動く」と言うことを平行移動と言うわけです。
図を見ると、青いグラフがスライドして
オレンジのグラフになっていることが分かります。
軸の方向で考える
では、👆の2つの2次関数で
平行移動の関係を見ていきましょう。
注目すべきは頂点です。
頂点がどちらの方向に動いているのかを
考えることになります。
それぞれ、
x軸方向・y軸方向
という表し方をします。
式を求める
次は、どの方向に平行移動するかが
与えられたときに2次関数の式を求めていきましょう。
ここでも、頂点に注目して、
xとyにそれぞれ3と-12動いているので、
平行移動した後の頂点座標は(1、-7)と求まります。
あとは、2次関数の式を作りましょう。
ここで、頂点が分かっているときの
2次関数の式を求められるかがポイントです。
平方完成された式を書いてください。
グラフなしで求める
グラフをかくと時間がかかるので、
計算だけで求められるようになっておきましょう。
👆のように逆符号にして代入します。
これで、あとは計算すれば式が求まります。
先ほどまでグラフを使って考えていたことを
計算に置き換えるとこのようになります。
例題
解答
逆符号にするということと
どの文字に何を代入するのかを明確にしましょう。
まとめ
ちなミニコーナー
2次関数を平行移動するということは、
単純にグラフの場所が変わるだけなので、
上に凸とか下に凸は変わりませんし、
グラフの開き具合も変わりません。
ですから、x^2の係数は変化しませんので
ご注意ください。
もし、計算した結果、この係数が異なるのであれば
間違っているので、再度計算しなおしましょう。
それでは、
さようなら。