高校数学ⅠA 因数分解Level2 たすき掛け
動画
BGMあり
BGMなし
因数分解レベル分け
このLevel分けは
「解けるようになった方がいい問題」
を順に設定しています。
つまり、レベル1の問題はすべての人が解くべき問題で
レベル5は数学を得意にしたい人に取り組んでほしい問題です。
たすき掛け1回
x^2の係数があるので
公式を使って因数分解できなさそうですね。
そんな時に使うのが
「たすき掛け」です
STEP1 x^2の係数と定数項に注目
STEP2 それぞれの数字の因数を考える
かけて2、かけてー3になる数字を考える
2 → 2と1、3 → 1と3
STEP3 上図のように組み合わせを上下に配置して斜めに描ける
STEP4 かけた値を足してxの係数になるように調整する(下図)
もじで書くの難しい。。。
もし、xの項の係数(今回は5)にならないなら
数字の組み合わせを変えたりして、
試行錯誤してください。
答えは、たすき掛けの図を横に見てください。
緑の枠をそれぞれの1つ目、2つ目のカッコに入れてください。
もちろん、xは補ってください。
例題
今回は、定数項が負の数になっています。
と言うことは、-3になる掛け算の組み合わせを考えると
-3 → -1と3
となるように、符号も考慮する必要があります。
横に見て因数分解を完成させましょう。
例題
今度はxの項の係数がー7になっています。
ちょっとややこしそうですね。
ここで、
たすき掛けの注意点というか忘れがちなことです。
定数項は+3になっていますが、
この掛け算の組み合わせを考えると
3 → 1と3なんですが、
3 → -1とー3も忘れないようにしましょう。
マイナス×マイナスはフプラスになります。
ちょっとややこしかったかもしれません。
一発で合わせることよりも
試行錯誤する時間を大切にしましょう。
たすき掛け2回
たすき掛けの目標はこの問題を解くことです。
これまでは、数字で進めてきましたが、
文字式でもできるように練習していきましょう。
この式を見るときは
xに着目してxについての2次式と見ましょう。
そうすると、先ほどと同じように
たすき掛けを行うことができます。
今回はxに着目してるので
yが入っている青色の部分は定数項になります。
その因数を上下に配置します。
あとは斜めに掛け算して足し算です。
カッコの中身は長くなりますが
これで正解です。
文字式になってもたすき掛けができるように!
例題
次はこの問題
さっきの式と違うように見えますが
👇のように式を整理してみましょう。
xに着目して降べきの順に並べましょう。
同類項でまとめることも忘れずに。
定数項を因数分解してから
式全体を見てたすき掛けを行います。
気づいた人もいるかもしれませんが、
この式は、先ほどの式とまったく同じになっています。
つまり、たすき掛けをするために
式の整理をするという手順が一つ増えているだけです。
例題
この問題を解いてみましょう。
まずは、xについて降べきの順に並べて
定数項を因数分解します。
最後に式全体をみて
たすき掛けします。
以上がたすき掛けの解説です。
まとめ
因数分解において共通因数や公式、たすき掛けは基本的な解法になります。何問もといて身にしみこむくらいになるまで練習してみましょう。
それでは、
さようなら。