やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11話(後半。続) 考察
やっはろー
今回も
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」10話(後半。続)
の考察をしていきます。
以下多分にネタバレを含みます。
陽乃と答え合わせ
スローガンも決まり雪ノ下も本調子になったということは、相模のおいてけぼっち感がますます強くなってきました。
そんな中でも陽乃はいつも通りやってきます。比企谷にダルがらみしていましたね。年上の美人なお姉さんに頭ポンポンとかうらやまs・・・・。
ここでの会話からすると陽乃は比企谷の意図を理解していたようですね。なんて勘が鋭いんだ、恐るべし。
その比企谷の意図は何かというと「共通の敵が集団を団結させる」というものです。人の悪口言ってるときって楽しいですよね? ですよね?(。´・ω・)ん? 一緒になって悪口を言いて共感しているから同じ方向を向けるんですよね。まぁ、組織の内部に敵を作ってしまうのは短期的な効果しか得られないと思いますが、今はこれが最適解なのでしょう。
その話のさなか比企谷は気づいてしまったのです。陽乃の意図に、陽乃も雪ノ下に対して同じことをしているのではないかということに。それを言いかけたとき陽乃が比企谷を制止しているところ見ると当たらずとも遠からずって感じでしょうね。
そして、陽乃のセリフ
陽
「今、すっごく充実してるなー」
うつむく相模ごしに聞こえる陽乃のセリフはきっと相模にも聞こえているのだと思う。というか陽乃はわざと相模に聞こえるように言ったような気がした。
相模
「楽しいことやってると一日が早い」
この10話の相模のセリフに対していっているのかなとも思いました。陽乃の言葉には自分だけが楽しいと感じていたって無意味なんだって意味も含んでいそうですね。
文化祭はつつがなく
ついに文化祭が開幕です。めぐり先輩の開会宣言からの実行委員長の挨拶ですが、めちゃくちゃとちってますね。自分が窓際部署にいたから居心地悪いのでしょう。
相模がテンパっているのをよそに、比企谷と雪ノ下の夫婦漫才が繰り広げられていましたが、インカムって全員に聞こえているんですよね。雪ノ下は恥ずかしそうです。
そういえば昔、車3台で移動するときに携帯は使えないからってインカムでやり取りしてたな。インカムっていうよりトランシーバーだったけど。今でもちょっとカッコイなと思う。
これはトランシーバーだ。名前がかっこいい感じ。でも、車3台で移動するなら助手席の人たちが連絡係やればよくね? って今気づいたので今後はそうします。
由比ヶ浜は宣言する
文化祭も始まり教室の前で店番をしている比企谷のもとに袋を持った由比ヶ浜が現れます。2人でしゃべっているところにてきぱきと仕事をこなす雪ノ下の姿がありました。
由比ヶ浜は雪ノ下がちょっと元気になったと思っているみたいです。由比ヶ浜もうれしそうですね。
それを見た比企谷が由比ヶ浜にお見舞いに行った時のことを訪ねています。雪ノ下の家に行って由比ヶ浜だけ置いて帰った後の話でしょうね。由比ヶ浜曰く、とくに変わったことはしていないようですね。
由
「あたしね、ゆきのんのことは待つことにしたの。ゆきのんは、たぶん話そう、近づこうってしてるから。・・・だから待つの」
「でも、待っててもどうしようもない人は待たない」
比
「ん? まぁ、どうしようもない奴待ってもしかたないわな」
由
「違うよ。待たないで、・・・こっちから行くの」
比
「そうか・・・」
由
「うん、そうだ」
ここにきて由比ヶ浜大胆宣言。待たないでこっちから行くというのが具体的にどういう行動を指すのかは定かではありませんが、由比ヶ浜は比企谷を対象にして言っているのでしょう。雪ノ下が変わりつつあることはわかった、あとは比企谷だけだみたいな感じでしょうかね。
比企谷のほうも顔をそらしているあたりからすると、薄々「おれのことじゃね?」てきな考えも持っていそうですよね。でも、今迄みたいに「そんなわけないだろ」と戒めているんでしょうね、きっと。
最後のセリフを言う由比ヶ浜がかわいかったですね。「そうだ」の言い方が子どもっぽくていい感じでした。我らが東山奈央先生ですよ!
比企谷を見つめて宣言したから比企谷も戸惑っていますね。そんな空気を感じてか持ってきた袋からハニトーを出す由比ヶ浜。
これハニトーって言うんだと思っていたら、正式にはハニートーストらしいです。小さいころに一度だけ食べたのを思い出した。
そのとき、ハニトーを持ってきた店員さんに「はちみつをかけるのでお好きなタイミングでストップって言ってください」って言われたけど、こっちはそのテンションについていけていないのと、ちょっと恥ずかしかったのとですぐにストップと言ってしまい、後半はただの食パンを食べたことを思い出した。
こういうの見ると食べたくなるんだけどね。多分こういう四角いパンを焼けばいいんだと思うけど、これが入るトースターを買わないといけない・・・。
でも、由比ヶ浜によるとパセラに行けばハニトーが食べられるらしいですね。・・・ん? パセラってなんだ? 困ったときはグーグル先生に聞きましょう。すると、パセラはカラオケ店なんですって。
なんでパセラが出てきたのかというと、
ハニトーの料金がいくらか聞く比企谷に対して
由
「じゃあ、今度ハニトー奢ってもらうことにする。パセラで」
比
「場所指定すんのかよ」
(てことは・・・さ)
「なんか別のもんでもいいか」
由
「うん、いいよ。・・・で、いつにする?」
比
「あ、あの、すいません、ちょっとよく考えさせてください」
これですね。由比ヶ浜がパセラでハニトー奢ってと言ってます。多分この発言は、先ほどの「待たないでこっちから行く」という宣言から来たものなのでしょうね。きっと比企谷もそれを感じ取っている。
パセラでおごってもらうことを比企谷に伝えた後、画像の左上のようにちょっとムスっとしています。おそらく、おごってくれって言ったのにちょっとそれた返答をされたからじゃないですかね。すなおに「わかった」って言ってくれたらよかったんですけど、なんか話題そらされた感じですしね。
一方の比企谷は、アニメのほうでは何か発言しようとして口を開きかけたものの、また口を閉じている描写がありましたね。これらラノベのほうで見ていきましょう。
ラノベによると、場所を指定してきた由比ヶ浜の意図は比企谷もわかっているのですね。アニメでも「それって・・・」というモノローグがありました。つまりデートってことですね。どこからどこまでをデートというかはわかりませんが、二人で出かけるということは距離感が縮まっているということですね。
でも、比企谷はそれを良しとしていない。それは由比ヶ浜の優しさだと思っているから自制しないといけないと思っている。
彼女のやさしさは身を切るような思いをし、悩んで、苦しんで、そのうえで絞り出されるものだ。それを俺は知っている。だから、安易に委ねてはいけない。
仮に、それが優しさや親切心からではなく、もっと違う何か別の感情に起因するものだとすればなおさらのこと。それは、人の弱みに付け込む行為だから。
感情の処理は適切に。
彼我の距離は適当に。
———だから、もう一歩くらいは、踏み込んでも、いいのだろうか。
もっと違う何か別の感情からくる優しさや親切心とは、好きだという感情のことを言っているのでしょうね。でも勘違いしないように濁して表現しているあたり比企谷だな。
人の弱みに付け込むっていうのは、ファンの子に手を出す芸能人みたいな感じですかね。(笑)
最後の一文「もう一歩くらいは」のところ。比企谷の言う、人の弱み(優しさや親切心)に漬け込む行為は相手に安易に委ねていることになる。信頼という言葉で飾って相手にもたれかかる。言い換えると、もたれかかれる距離いるということになる。
でも、そうならない程度になら、相手の弱みに付け込んでしまわないくらいの距離までなら、近づいてもいいのだろうか。一歩だけなら適当な距離にいられるのではないだろうか。
的な意味を感じております。
・忘れちゃいけない相模
居場所がないからかトイレにこもっています。
っべー悲壮感漂いまくりでしょー。漂いまくリングでしょー by 戸部
文実で居場所がなくてクラスを手伝っていたけど、三浦がいて思うように羽を伸ばせないし、クラスのみんなは実行委員長であることを気にしてか大きな役割を任せてこないしっていう状況ですから、悲壮感MAXなのは当然ですね。
思い詰めている相模がどう動くのか楽しみです。
さようなら。