やはり俺の考察ブログはまちがっている。(アニメ・数学)

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13話(後半) 考察

やっはろー

 

今回も

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」13話(後半)

の考察をしていきます。

 

 以下多分にネタバレを含みます。

 

ビルダーバーグ会議

 

いったんは解散しましたが、このまま後日にまた会おうでは何の解決にもなっていないでので、奉仕部とめぐり先輩と平塚先生相模で話し合いをしています。

 

話し合いの内容は「今後、どうしていくか」です。めっちゃアバウトじゃないかとは思ったけど、この一言でだいたいは説明できるから良しとしよう。そして結論は相模が委員長続投というところですね。

 

この話し合いは読みごたえがありましたね~。全部書いてしまうともったいないので、ぜひラノベをご一読ください。でも、話し合いの最中で比企谷のモノローグで出てきた名言をいくつか紹介したいと思います。

名言1

 理詰めのやり方は論理的に考える人間にしか通用しない。

 

*1

確かにって感じですね。(笑)本人は話し合いをしているつもりかもしれませんがいつのまにか根性論になっている光景を目にすることがあります。

 

なんだかんだ理由をつけて辞めたいって言っている人に対して、その理由を一つ一つ潰していくのですが結局は「場数を踏めば~」とか「そこは、何とかするんですよ」とか言ってたのを思い出した。何のための話し合いだよ。根本的な解決になってないよ。口出しできる立場でもないからそんなことを思いながら見てた。

 

なんだかんだ理由を言ってるときって後付けだったりするんですよね。そんな状況に続く名言がこちら。

 

名言2

 人は感情で動く。 

 合理非合理にかかわらず、判断基準を感情に委ねる。それどころか、一時の気分で決めたことに対して後付けで理論を構築することすらある。

 嫌なこと、嫌いなものに対して、それを嫌悪し、忌避する自信を正当化するためにあらゆる論法を駆使するのだ。

 

*2

すっごいわかりますよね。適当に理由つけてるんですよ、つけちゃってるんですよ。しかも超どうでもいい理由、他人が聞いたら( ゚Д゚)ハァ?ってなるレベルの屁理屈ですよ。

 

さっきの辞めたいって話も、あとからあとから辞めるための理由が出てくるってことは何が何でも辞めたいんですよね。嫌だから辞めたいんですよね。だから“あとから”理由が出てくるんですよね。話す方向性を変えないと「鼬ごっこ~forever~」ですよ。

 

改めて名言1に戻ると感情のと論理の線引きって難しですね。好きとか嫌いとかはっきりしたものなら感情だってわかるんですが、たまに感情で話してるのに本人は「自分は論理的に話している」と思っている人いるじゃないですか? いませんか? 

 

そういう人に対して「論理的じゃないって」いうのは簡単ですが、多かれ少なかれそういう部分ってあるような気がするんですよね。人によってどこからどこまでを論理的でどこからどこまでを感情論とするかは人によって誤差がありそう。

 

もちろん論理だから人によって異なると困るのですが、論理と感情の枠組みのずれは人間関係の上では起こってしまうものなのかもしれないと思うようになりました。

 

そうやって考えると、「あいつが嫌い」という感情も突き詰めて「どこが嫌いか?」とか「なんで気に入らないのか?」と考察していくことで、「そんなに嫌い? そもそも嫌いってどういうことだ?」てきな思考になっていきませんか? 「嫌だな」って思っている情報って断片的だったりしますしね。

 

名言3

 失敗してもいい、なんていうのは成功した人だけが言う言葉で、結果を残すことができなかったものは間違っても口にしてはいけないし、いまだ成功しえない者はそんな砂糖菓子のような甘い言葉を信じてはいけない。

 

*3

耳が痛いよ~助けて(ToT)/~~~

そうなんですよね、こういう心持は大事ですよね。努力は必ず報われるというけれど報われた人のセリフですからね。卑屈に陰湿に最低になりそうなんでこれ以上はやめておきましょう。

 

ただ、失敗しても次へ生かせせればいいという考え方ならもう少し気は楽かなと思います。失敗から学ぶことは多いですからね。

 

名言4

 人に言われる批難より、自分自身を苛む声のほうがよほど耳に痛いときは確かにある。

 誰かに悪く言われたなら、そいつを悪く言い返せばいい。けれど、自分で自分のダメさ加減に気づいて、自分を責め始めたらいったい誰に文句を言い返せばいいのかもわからない。

 

*4

自分のダメさに気づくと次から次に出てきません? あれもこれもって見つかっていくうちにどんどん病んでいくんですよね。めっちゃちっちゃいことも引き合いに出してきて「ダメだな・・・」って自己否定に入る。そんな小さいことで自分を否定してしまっている現状を認識してまた「ダメだな・・・」って負のスパイラルに入っちゃうんですよね。

 

そういう時は時間が解決してくれるよ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° ってすべてを投げ出したい気持ちもありますがそうはいかないものです。まぁ、結局はなんもしないんだけどね。

(ノ≧ڡ≦)てへぺろ

 

名言5

 どんなにありがたい言葉も、届く人にしか届かない。名言一つで人生変わるなら世の中ハッピーソーライフだ、ビューティフルワールドだ。

 金言名句で成功できる奴はどんなきっかけだって、その成功をつかんだだろう。

 言葉に力はない。それを受け取った人間に力があるかどうかだけだ。

 

*5

 努力が報われるか否かは自分次第ってことですね。他人の言葉を聞いてただの言葉だと思考を止めるか、その言葉からヒントを得ようと自分の身に刻み込むかは己次第。

 

そういう点では比企谷先生の言葉は結構身に染みてますよ。安定のボッチ街道まっしぐらなので文句はありません、べつに。ほんとに、強がりとかじゃなくて、ほんとに。。。

 

このように、第一回の会議から内部分裂をしてしまった運営委員会の今後をどうするかを話し合う会議では、比企谷の名言が続々誕生しているんですよね。

 

今回紹介した名言には相模個人を指すものを省いていますが、相模に向けた名言とかもたくさんありますし、心理をどう読んでいるのかも見ものですから是非ご一読。

 

にしても作者すごすぎん? 名言がどんどん出てくるよ。でも、比企谷も言ってるように、名言とは何を言うかではなく誰が言うかが重要なのだから、自分がどれだけ俺ガイルが好きかによって、どれだけ響くかが変わってくるんだろうな。渡航氏最高!

 

このパートの最後に、由比ヶ浜が珍しく人の心理を読んでいましたよ。帰る道すがら雪ノ下相模に委員長を続けるさせるためにとった行動の意味を、比企谷も想定していなかった意味をズバリ言い当てていましたね。

 

もっとも、比企谷のような打算的なものがベースにあるのではなく、奉仕部としてのつながりを意識している由比ヶ浜だからこそ気づけたのかもしれませんけどね。

 

 

*1:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻

*2:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻

*3:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻

*4:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻

*5:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻