やはり俺の考察ブログはまちがっている。(アニメ・数学)

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13話(後半。続) 考察

やっはろー

 

今回も

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」13話(後半。続)

の考察をしていきます。

 

 以下多分にネタバレを含みます。

 

 

お兄ちゃん先生(ラノベ

 

ここでもラノベでしか書かれていないパートです。小町の登場シーンが減ってしまったと考えると憂鬱ですが仕方ない。大人の事情ってやつだ。

 

このパートは本題と全く関係ないので飛ばしてもいいくらいなんですけどね。小町だし書いておきましょう。とはいっても、比企谷小町が受験について話しているだけです。ただただ兄妹愛を見せつけられているだけですね。なんだそれ、読まんくていいだろ。言い過ぎか。

 

なので、ここでも比企谷の名言を紹介しておきましょう。

名言6

具体性を欠くアドバイスなど自分語りと変わらないのだ。

 

*1

いるんだよな~本人はアドバイスしてやってる感出しておきながら「俺の若いころは~」とか始めちゃうやつ。話長いし、参考にならないし、聞きたくないしっていろんな感情が出てきて何の時間?って問答が始まる。

 

少なくとも自分が他人に何か話すときは気を付けないと、相談しても時間の無駄になる上司ベスト3とかに入れられそうなので、身を引き締めます。

 

にしても、比企谷の名言とか言いつつあるあるっぽくなってきたな。でも、名言って多くの人が体験していること、つまり”あるある”の普遍的な共通項を難しい言葉で言っているだけな気もしてきた。ってことは、あるある探検隊とかRGって名言生産機じゃないか! うん、絶対違うな。

 

再起動

初回の会議で決裂してしまった運営委員会ですが、このままというわけにもいきません。なので、相模遥とゆっこに謝罪をしていました。なんというか、自分勝手に考えていたのはお互い様だろっておもうのですが、相模をはじめ首脳部としては運動部の人たちにお手伝いしてもらっているということなので、相模側から謝罪するというのが筋なのかもしれません。

 

しかし、その謝罪に関しても比企谷の裏読みレーダーは反応してしまいます。相模の謝罪に含まれていたこの言葉

相模

「部活のほうの負担にならないようにするし」

 

*2

 この言葉が仇となるんですね。一見、相模サイドがお手伝いいただいている皆さん側の事情を考慮しますと譲歩している形にも見えますが、皆さん側からしたら部活を優先するという言質を取ったわけですよね?

 

ここから先は運動部の皆さんの気の持ちようになるとは思うのです。お互い様って思いが多少でもあるのならいい方向には進むんでしょうが、その後の様子を見ているとどうも好ましくないし、なんなん相模の謝罪が悪手にも見えてきます。

 

それから、比企谷のモノローグ

未だ、雨は止まずにいた。

 

*3

 天気で現状を比喩しているんでしょうか、晴れるのはまだ当分先みたいですね。なぜなら、比企谷の嫌な予感は当たるからです。

 

その後、会議では役割分担や部活の大会とのスケジュール調整などを報告したため一旦は動き出した委員会ですが、皆さん方腰が重い。それに、部活第一主義を掲げてしまっている以上、それを盾に休む人もいたりと作業が遅れてきているんですね。どうなるんだ一体。

初めての共同作業

 

のっけから不安だらけの体育祭の準備ですが、そんなことは置いといてもこういう学校行事の準備といえば女子との急接近ですよね? 比企谷由比ヶ浜と急接近!! なんてわけではないのですが、明らかに比企谷のメンタルには変化がありましたね。

 

現場班にいた由比ヶ浜に手伝いを頼まれるのですが、その時、比企谷は素直にOKといわずにいろいろ理由を考えているのんですよね。まぁ、ここまでは今まで通りなんですが、最終的には「まあいいか」って理由を感がるのを辞めて手伝いに行っているのですよ。

 

これは大きな進歩ではないでしょうか? 今までは自分の行動(特に女子がかかわる行動)に対しては何かと理由をつけて自分を納得させていたにもかかわらず、今回の由比ヶ浜の頼みを「なんでもいいか」て引き受けるということは、由比ヶ浜が言うならとか自分が手伝いたいからとかいう理由を認めたことになりませんかね。

 

由比ヶ浜に頼まれたから手伝うっていうのは完全に由比ヶ浜に対する感情が大きな要因ですからね。少しづつ前進しているのですよ。

 

それともう一つ。比企谷由比ヶ浜が作業中にほかの男子が由比ヶ浜に話しかけてきていました。もちろん下心オンリーです。連絡先を聞くことに必死になっている男子を由比ヶ浜はサラリと躱していますが、その様子が比企谷は気になって仕方がないようですね。嫉妬かよ。

 

その時の比企谷のモノローグ

 顔はかわいいしスタイルだっていいだろう。明るくて人当りもいい。カースト上位に属しているわりにはお高く止まらず、だれとでもそつなく付き合っていける子だ。

 何より、優しい。

 アホという最大の欠点も見る人によっちゃ長所に映るだろう。

 

*4

比企谷は一般論の体で語っていますが、この内容が一般的か否かは重要ではなく比企谷由比ヶ浜に対してこのように思っているか否かが重要なんだと思いますよ。

 

アホってのが最大の欠点だとか言ってますけど、この欠点を長所としてとらえている一番の存在が比企谷なのでしょうね。

 

いざ、決戦。

常にこじれている運営委員会、こじれてないときなんてない運営委員会です。首脳部と運動部もこじれてますが首脳部のなかでも相模比企谷は相いれない存在なのでこじれています。めんどくさい委員会だな。体育祭を運営している場合じゃないよ。自分たちのこと何とかしろよ。

 

ある日の会議で、遥とゆっこが仕掛けてきます。それは、チバセンを中止にするというもの。理由は危険だからとかいう小学生並みのものです。もちろん、一回委員会で決定されている以上「ああ、そうですか」って二つ返事で中止にはできない。

 

けれども、いきなりそんなこと言われたら相模も困惑してします。それに、遥とゆっこはじめ相模に悪意や敵意を持っている人間は多い。ただでさえプライドが高い相模だから周囲の目線は痛いほどよく刺さるでしょう。そんな中で、あからさま反旗を翻されるとダメージもでかいようで言葉少なく座り込むほかないようです。

 

そんな様子を見かねてか、雪ノ下が助け舟をだして遥とゆっこがしてきする危険性への対策案を出していますが、確実性を求められて納得をはいきませんでしたね。

 

そもそもが、安全を確保なんて無理な話なんですよね。もちろん、遥とゆっこがそれをわかってうえで食って掛かっているのでしょう。自分の身は自分で守ろうねが基本なんですよ。

 

外套の少ない夜道で女性が男性襲われるように、明らかに力関係が明確な場合は別ですが、体育祭程度のことなら自己責任の範疇、というか体育祭が自己責任の安全性代表みたいなもんですよ。

 

遥とゆっこから安全性を持ち出されたところで、「他の競技でも危険性の完全なる除去はできないこと、これ以上の対策案は立てられないこと、仮に立てたとしても実現するためのコストがないこと、安全策の立案にかかる時間がほかの競技の準備へのしわ寄せになること」などを説明できればまだ黙らせることができたかもしれませんが、今の相模ではそこまでできそうもありません。

 

その日は、めぐり先輩の判断と雪ノ下の対策案の提示で解散になりましたが、この問題が大きな障壁になってしまいました。今までは相模が嫌いとかだったので、相模委員長退任で何とかなったかもしれませんが、新たに安全性の問題を掲げられた以上はそれを解決しないと運動部たちは協力してくれそうにありません。問題が一つ増えました。

 

この状況を打破するために解決策を提示したのが比企谷です。その案とは「相互破壊確証」です。なんか名前がかっこいいですよね。でも、変換しても出てこないあたりは疑問です。有名な言葉ではないのでしょうか?

 

「相互破壊確証」を簡単に説明すると、米ソ冷戦ですね。お前が核撃ったらこっちも核撃つぞって感じでお互いが同じ切り札で攻防しあうことを言います。これを今回の体育祭に適応しようというのです。

 

これって、交渉用語だったりするんですかね。交渉術とか面白いと思うんですよね。今度調べて記事にしてもいいかもです。

 

そのための準備を済ませていざ会議なのですが、その会議の様子が圧巻ですね。首脳部の思惑通りに運動部が困惑している様子がうかがえます。詳しくわラノベをご一読ください。ちなみに、準備には川崎も駆り出さています。

 

しかし、最後には狙いとは違った結末が待っています。

 

そんなこんなで、上手く? まとまってきたような雰囲気で体育祭を開催でき、アニメ冒頭での比企谷のモノローグに続くわけなんですよね。長かったな~。

 

 いったん決着はついたということで

 

さようなら。

*1:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻

*2:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻

*3:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻 

*4:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。6.5巻