やはり俺の考察ブログはまちがっている。(アニメ・数学)

気の向くままに、気になる事の考察をしています。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10話(前半。続) 考察

 

やっはろー

 

今回も

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」10話(前半。続)

の考察をしていきます。

 

 

 以下多分にネタバレを含みます。

 

 

・再び部室の空気感

そんなすぐに3人のギクシャクした関係は戻るはずもなく、相変わらず由比ヶ浜が頑張って取り持とうとしています。

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きょろきょろゆいゆい

*1

由比ヶ浜は2人を見て話していますが、一方の雪ノ下比企谷は本から一切目を離すことなく返答しています。それに、話を続けようという気がない。

 

由比ヶ浜がきょろきょろしているとき、「ほっ、ほっ」って声出ちゃってるんですよね。なんかバカッぽk・・・子どもっぽくていい感じです! 

 

前回9話最後のモノローグで、比企谷は自分のことが嫌いになるくらい自分の理想を雪ノ下に押し付けていたことを自覚していました。であるならば、改めて雪ノ下との関係を見直す必要がある。ボッチのスペシャリストとしてできることは何かと考えたとき、距離を取るという答えが出てきたのでなないでしょうか。

 

こういうのに慣れていないから、雪ノ下が言わなかった事故のことに関して、改めて話し合うという方法ではなく、最初の関係に戻るということを選んだのですね。後半(2期)になるにつれて、なんで話し合わないかという理由も明らかになっていきます。

 

だとしても、いままでの距離をリセットするのは容易なことではないし、不自然に思っているはず。一度できてしまった関係はそう簡単に元に戻せないのですね、それがいい関係でも悪い関係でも普通の関係でも。

 

そんな空気の中ですが、文化祭ということもあり部活は一時中止することになりました。部活って言っても依頼がないとほとんど本読んでるだけなんだけどね。まぁ、こんな雰囲気で続けるのはつらいからというのも理由にあるんだろうなきっと。

 

・依頼は突然やってくる。

部活動の中止が決まり帰ろうとする比企谷ですが、そこへやってくるのが文化祭実行委員長、相模なのです。余計な依頼を持ち込んできたんですね、きっと。

相模

「(前略)だから、(委員長の仕事を)助けてほしいんだ」

「『自身の成長』というあなたが掲げた目的とは外れるように思うけれど」

相模

「そうなんだけど~、やっぱりみんなに迷惑かけるのが一番まずいって言うか~、失敗したくないじゃない? それに、誰かと協力して成し遂げることも成長の一つだと思うし」

「話を要約すると、あなたの補佐をすればいいということになるのかしら」

相模

「うん! そうそう」

「そう。なら構わないわ。私自身実行委員なわけだし、その範囲から外れない程度に手伝える」

 

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ゆきのんを見る2人

 

*2

これまた厄介なものを持ち込んできましたね。相模みたいなタイプは絶対に、雪ノ下が手伝うことで文化祭が完璧に成し遂げられたとしても、”青春”とか言ってすべてを美化して思い出のいちページに刻んでそう。つまり、なんの成長もしていない。変わらないやつはいつまでたってもそのまんまだし、気づかないやつはいつまでたっても同じこと繰り返しているもんですよね。

 

この時の雪ノ下相模のほうは見ていましたが、比企谷由比ヶ浜のほうは見ていませんでした。意図的に見ていないような感じでしたね。一方の二人は「さっきと違うじゃねぇか」と言わんばかりに雪ノ下をガン見です。

 

そんないかにも地雷みたいな依頼をOKした雪ノ下に対して、由比ヶ浜比企谷の反応は芳しくありません。比企谷は言わないもののなにかしこりの残る終わり方だし、由比ヶ浜は口下手だけど雪ノ下に抗議していました。

「部活、中止するんじゃなかったの?」

「私個人でやることだから、あなたたちは関係ないでしょう」

「でも、いつもなら」

「いつも通りよ。それに文化祭実行委員会のことなら多少勝手てはわかっているから、私一人でやったほうが効率がいいわ」

「効率って・・・でも、それっておかしいと思う」

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2人を全く見ないゆきのん

 

*3

言い終わった後、由比ヶ浜は荒い足音とともに部室を去ります。比企谷は何も言わずに去るのですが、その時のシーンで比企谷が部室を出て扉を閉めるときに、雪ノ下がひとり部室に残って本を読んでるのが見えました。

 

まだ3人の間に壁があるということの表現なのでしょうか。6話最後での雪ノ下のはつげん「あなたたちは」というのをまだ考えているのでしょうか。会話をしているときに、雪ノ下だけが2人に一度も目を合わせないも気になりました。

 

にしても、由比ヶ浜ははっきりと自分の意見を言うようになりましたね。この3人の中だと一番変わったのではないでしょうか。相模の補佐をするという依頼をOKした理由をつらつら話す雪ノ下にたいしてしっかりと抗議しています。ただ、言葉が出てこない様子でした。けれども、今の奉仕部で起こっている問題は理由があるものではなくて感情の問題なんだと思います。言葉にしずらいよね。

 

この部室でのやり取りは、各人の細かな動きなどがあるのでぜひアニメでご覧ください。

 

由比ヶ浜と相模の関係

部室を出て比企谷由比ヶ浜が話しています。アニメでは端的に終わったいましたが、ラノベでは相模との関係が詳しく書かれていました。

 

一言でいうと、「由比ヶ浜相模のことが苦手だけど友達と思っている」ということです。なんだそれ、意味わかんないよ。由比ヶ浜の友達の範囲広すぎじゃない? 苦手ななら他人か知人に分類するよね?

 

一方の相模は確実に由比ヶ浜に敵意むき出しなんですよね。花火大会の時といい文実を決める時といい、由比ヶ浜に対して棘のある言い方をしている。結構大きな悪意を感じる。

 

なぜそんなに相模が ”VS 由比ヶ浜”状態なのかというと、1年生の頃は相模由比ヶ浜は同じクラスで仲が良かったし、2人してクラス内カーストのトップにいたらしい。けれども、2年生になって由比ヶ浜三浦グループに吸収され相模と別れることになってしまった。もちろん、そのクラスでのトップは三浦様なので相模は2番手に落ちてしまう。まぁ、2番手だどうのって思っているのは相模と一部の三浦を嫌う人たちくらいだろうけど。

 

そうなると、1年生のことは一緒にいた由比ヶ浜相模に差が生まれてしまって、さぁ大変。相模は嫉妬に狂い由比ヶ浜に敵意を向けるようになるとまでは言い過ぎにしても、仲良くはないってところですね。一緒にいるグループが変わったからってくらいで嫉妬するなんて最初から仲良くなかったんでしょう。

 

由比ヶ浜は周囲からも認められるほどに見た目よく社交的な性格だから人気者になる。容姿に関しては、「可愛い」か否かが友達であるかの判断基準をお持ちの三浦を納得させているくらいだから相当のもの。この際、女子の可愛いが男子の可愛いと異なるというのは置いておこう。

 

つまり、相模は元から人気者の由比ヶ浜と仲良くしている自分という状況を好んでいた。由比ヶ浜と仲良くすることでカーストトップを維持できていることに満足していたというところでしょうか。だから、自分から離れた由比ヶ浜を許せないのでしょうね。

 

そこまで敵意を向けられているにもかかわらず、由比ヶ浜はきっぱりと相模と仲良くないとは言わない。いったいどこに気を使っているのやら・・・比企谷に、だな。

 

さらに、由比ヶ浜が衝撃の告白

「・・・あたし、思ってたよりずっとゆきのんのこと好きなのかも」

 

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頬染めんな、頬。

*4

 子どもみたいな独占欲をあらわにさせる由比ヶ浜です。こうも素直に表現されると微笑ましいものですね。

 

そして、このシーンの最後に由比ヶ浜が一方的に比企谷に約束していました。

「約束。ゆきのんが困ってたら助けること」

「できる範囲でな」

「そっか、なら安心だ」

 

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ぱっちりおめめ

*5

比企谷を信頼している感じですね。比企谷なら助けてくれる、助けることができると思っているのでしょう。自分を助けてくれた時みたいに。

 

 

 

由比ヶ浜の比企谷に対する信頼が垣間見れたところで終わりましょう。

 

さようなら。

*1:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。10話

*2:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。10話

*3:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。10話

*4:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。10話

*5:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。10話