やはり俺の考察ブログはまちがっている。(アニメ・数学)

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 10話(前半。続) 考察

やっはろー

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」2期10話(前半。続)

の考察をしていきます。

 

 以下多分にネタバレを含みます。

 

 

ダボス会議

 

ダボス会議って世界の有力者が集まって今後の世界情勢について話し合うって聞いたことがあるんです。だから、今回の会議にふさわしいんじゃないかと思って。

 

ラノベでは、集められてもなおやる気なさそうな態度に雪ノ下からもチクリといわれていたいろはですが、いさ始まるといままでとは違った態度を見せていました。

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いろはの意思決定に驚く生徒会役員

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こんなにもまっすぐな視線を向けるいろはを始めてみましたね。それは生徒会役員も同じなようでみんなびっくりしていました。

 

役員の一番奥の茶髪男子って本編でもラノベでも出番ないよな。声聞いたことないし。そもそもラノベで描かれていたのかも怪しいところではある。少なくとも記憶には残っていない。ごめんね役員Bさん。

 

アニメでは一瞬会議をしていろはの意思決定のみで終わっていましたが、ラノベでは活発な会議の様子やいろはが頑張って準備している様子も描かれていました。ぜひお楽しみください。

 

敵は会議室にあり

ダボス会議(総武高のみでの作戦会議)で決まったことをもとに合同会議で意見しますが全くと言っても足りないくらい通りません。糠に釘、暖簾に腕押し、馬の耳に念仏、豚に真珠、猫に小判、豆腐にかすがい・・・きりがないな。

 

このシーンはアニメで見てもらったほうが面白いかな。コミカルなBGMが面白さをより際立たせてくれます。

 

いろは玉縄に応戦するなか副会長や比企谷も加勢しますが結果は同じ。海浜総合高校側は「アグリー」とか言い出して意味わかんね。日本語で言え、日本語で! アグリーっていわれると「アグリーベティ」しか出てこないから。

 

そんな様子を見かねて比企谷がエンジンをふかせます。

「自分はできると思いあがってたんだよ。だから、間違えても認められなかったんだ。自分の失敗を誤魔化したかったんだろ。そのために、策を弄した、言葉を弄した、言質を取って安心しようとした。まちがえたとき、誰かのせいにできたら楽だから」

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比企谷を見る由比ヶ浜と雪ノ下

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これは完全に自分のことを言っていますね。玉縄やこの会議に対して物申してる風ですが、うつむいて言っているところをみると、これまで自分のしてきたことを省みている雰囲気です。

 

雪ノ下由比ヶ浜もその様子に気付いたのか、驚いたような視線を送っています。2人はどう思っているのでしょうか。比企谷のやってきたことは思い上がりなんかじゃないと否定したい気持ちもあったり、誤魔化してきたのは比企谷だけじゃないと思う気持ちもあったりしそうですね。

 

比企谷の言葉に対しても「コミュニケーション不足」でかたずけられる始末。日本語が通じないだけじゃなくて雰囲気も感じ取れないのな、比企谷の言葉の背景はわからないし似ても、人がここまで真剣に話してるんだから「このままだと会議ヤバイの?」くらいの考えは芽生えてほしいものです。

 

会議がまた元の路線に戻ろうとしたとき、雪ノ下が加勢します。それも強烈に。

ごっこ遊びがしたければ余所でやってもらえるかしら。(中略)曖昧な言葉で話した気になって、わかった気になって、何一つ行動を起こさない。そんなの前に進むわけがないわ・・・。何も生み出さない、何も得られない、何も与えない。・・・ただの偽物」

 

*3

スカッとジャパンだね。会議に意味ないよってド直球に言ってますよね。比企谷が包んだオブラートをはがして、さらに毒を盛ったような仕上がりになっています。

 

ただ雪ノ下のセリフも自分のことを省みている内容ですね。比企谷が自分のこれまでの行いを反省したのに次いで自分も反省している。

 

一人だけが悪いんじゃなくて自分にも責任があった。責任は分散されて小さくなるものではなくて人の数だけ等しくのしかかるものであると言っているように感じます。

 

みんなが人を責めるのではなく自分の行いを自覚したことで奉仕部としても先に進めそう・・・ですが、この合同会議は静まり返っています。

 

でもご安心。そんな空気を察知して動けるのが由比ヶ浜なんですね。なんとかその場を治めて事なきを得ます? これでいいのか。。。いろはの手伝いできたのに会議を荒らし形になってしまっている。

 

ま、スカッとしたからいいか!

 

アニメでは描かれていませんでしたがラノベでは、いろはたちと会議をした後に「どうしようもなければその時考える」という趣旨の発言を比企谷がしていました。それを聞いて由比ヶ浜はまた今までと同じことになるのではと心配している様子が書かれていました。

 

一方の雪ノ下は「好きにしろ」という言葉で終わらせていたので、何か変化を感じるような演出でしたね。その変化がこの会議での比企谷への加勢という形で現れたのかもしれません。

 

会議終了後、場の雰囲気を最悪にした比企谷雪ノ下にお説教しているいろは

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比企谷と雪ノ下にお説教するいろはの様子を微笑ましく見る由比ヶ浜

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いろはがこうやって怒っているのも成長なんじゃないでしょうか。いままではどう振る舞っていいかわからず、玉縄に振り回され、比企谷の指示を待つだけでしたが、今回は自分の意思をはっきりと持っているからこそ、ずれた行動をとったことに怒っている。いや、明確に怒るという意思表示ができているのですね。

 

そんな様子を微笑ましく見る由比ヶ浜からは、この二人は仕方ないって思っていそうな雰囲気を感じます。対人場面においては由比ヶ浜は2人の保護監督責任者的立場ですからね。(笑)

 

ウケる

会議も終わりいろはのお説教も終わり、しばしの休憩タイムです。自販機前でマックスコーヒーを買おうとしていたら、折本がおごってくれたんですよね。おごってくれたのは「此処の紅茶」でした。

 

ラノベでは自転車で帰っている比企谷を止めてまで奢ってましたから、相当な意思があったのでしょう。そんな折本の言葉で印象的だったのがこちら。

「けど、人がつまんないのって、結構見る側が悪いのかもね」

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あつ~い此処の紅茶 

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確かにそうなんですよね。何かのきっかけでこの人嫌いだな~って思ったら、その人が何をしても何を言っても否定してしまうんですよね。

 

否定している方はそれなりの理由をつけていかにも論理的に話しているつもりかもしれないんですが、ふたを開けてみると相手の言動に対して文句を言っているように見えて実は人を見て文句を言っている。周りにそういう人いるはず。

 

この人嫌いだな~って思っても、その人については断片的なことしか知らないわけで、改めて何が嫌いかを自問自答すると案外出てこなかったりする。たくさん出てきたとしても具体的な事案が多いから、「なんかその程度で嫌いって言ってたんだ」ってなって嫌いという感情が冷めるときがある。

 

もちろん、明らかに「おかしくね?」っていう行動をしているなら別で、嫌いを通り越してかかわらないが正解だと思う。でも、その「明らかにおかしくね?」を判断する基準が客観的に見て「おかしくね?」ってなっていないかは都度確認したほうがいいんじゃないかな。

 

ちなみに画像に此処の紅茶を載せてみました。「あったか~い」じゃなくて「あつ~い」なんですね。最近の自販機ってそうなんでしょうか? もし本当にこの2種類があるなら温度差にどれほどの違いがあるのか検証してみたい。

 

 

話がそれたので、

今回はこの辺で。

 

さようなら。

*1:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 9話

*2:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 9話 

*3:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 9話

*4:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 9話 

*5:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 9話