やはり俺の考察ブログはまちがっている。(アニメ・数学)

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 6話(後半) 考察

やっはろー

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」2期6話(後半)

の考察をしていきます。

 

 以下多分にネタバレを含みます。

 

 

異なるお思い

 

部室に戻ると由比ヶ浜雪ノ下いろはを説得したことを伝えます。由比ヶ浜はまだ依頼を受けたかったようですね。おそらくは、今まで通りの活動を再開していくことで、この関係も元に戻ると考えているのではないでしょうか。

 

ただ、雪ノ下の発言からは奉仕部のこれまでを否定するようなニュアンスが聞き取れます。

「・・・本当は、依頼なんてないほうがいいのかもしれないわね。何事もなく、過ぎているほうが」

なら、俺は。俺たちは、いったい今まで何をしてきたのだろうか。

 

*1

4話ラストでの雪ノ下の発言「わかるものだとばかり思っていたのね」からは落胆の感情も感じ取れました。

 

今までの活動を通して一緒に過ごしてきた時間が、お互いを理解しあえている関係につながっているのだと考えていたのでしょうが、実際はそうではなかった。

 

なら、時間をかけてきてもお互いに理解しあえないのなら、そんな時間をかける必要もないという意味なのでしょう。それに対して比企谷はこれまで奉仕部で過ごしてきた時間の価値を嘆いているように思います。

 

最も奉仕することに価値を見出していた雪ノ下の姿が、比企谷にとって奉仕部で活動する意味になっていたのに、雪ノ下がその価値を見失いかけているという現実が比企谷をさらに悩ませることになっていますね。

 

ただ、生徒会選挙の場合お互いに理解しあえていないというより、方法が異なっただけという気がします。比企谷雪ノ下由比ヶ浜も願いは「3人のままでいたい」というものだった。

 

けれど、比企谷は「奉仕部への残留」、雪ノ下は「生徒会長へ立候補(3人で生徒会運営も視野に入っていた?)」、由比ヶ浜は「生徒会長への立候補(半分意固地になっている)」というようにそれぞれの選んだ方法が異なっていた。

 

思いは目に見えなくても方法は見えている。だから、方法が違う=思いが違うという解釈になってしまったのではないでしょうか。

 

このわだかまりを解決するにはまだ時間がかかりそうです。

 

頭痛が痛い文法

いろはの手伝いでコミュニティセンターで待ち合わせです。いきなり、比企谷の見せた善意もむなしくいろはにフラれる始末。これで3回目ですね。

「はっ! もしかして、今の行動って口説こうとしてましたかごめんなさいちょっと一瞬ときめきかけましたが冷静になるとやっぱり無理です」

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ごめんなさいろは

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 なんだか、1回目とか2回目よりも優しくフラれているような気が・・・しねいですね。「やっぱ無理」って言われてますもんね。

 

でも、荷物持つっていうのは一瞬でもときめくものなんですね。メモメモ

 

結局荷物を持ってあげた比企谷に「次も」と笑顔で言ういろは。アニメではこれで終わっていましたが、ラノベでは、荷物を持ったことを後悔したと書かれていました。

 

そらそうですよね。善意でやった行動が義務になった瞬間ですよ。人間誰でも善意でやっているうちは優越感に浸れるんでしょうけど、義務になった瞬間イヤになるんもんですよね。

 

閑話休題

比企谷たちが会議室につくとすでに海浜総合高校と総武高のメンバーはいましたが、明暗がはっきり分かれています。総武高校側の生徒会の表情が暗いことが今後どう影響するのか気になりますね。

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総武高校の生徒会役員が暗い件

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頭痛が痛い文法

 さて、海浜総合高校との会議がいよいよ始まります。はっきり言って茶番です。その前に、会議室に到着すると折本がいることがわかりましたね。まさかいるとは思わないし、まさかあんなことがあったのに普通に話しかけてくるとも思わないですよね。

 

折本的には別に気にしてないアピールなのかもしれません。それに事を起こしたのは葉山なので比企谷に遠慮するのもちょっと違う気がしますしね。あと、いろは折本のことを忘れ去っていました。忘却の彼方です。

 

それでは、茶番の始まり始まり。

 

最初は海浜総合高校生徒会長の玉縄からの先制攻撃です。横文字のオンパレードで比企谷を攻撃します。ただし何言っているのかはわからない。いや、わかることはわかるんですが、わかったとしても内容が薄いのと不必要にカタカナ語を使うからそこに気を取られてします。

 

「フレッシュでルーキーな生徒会長同士・・・」とか言ってたけど「フレッシュでもルーキーでもない生徒会長」っているのかよ。

 

この段階で玉縄は意識高い系が確定した。そんな玉縄が仕切るブレストの中身も空っぽそのものって感じでしたね。玉縄がこんなだからそれについてくる人もそれなりの人になる。類は友を呼ぶってやつですね。

 

マインド、イノベーション、コミュニティ、WINーWIN、コスパ、コンセンサスと、まぁこうもたくさんカタカナが並ぶと頭が痛くなってくる。それに、海浜側の言っている内容は表面をうすーくなぞっただけのものなので、会議として重要な選択肢の決定を全く行っていない。

 

 でも、今の段階はブレインストーミングって言ってたし、まだ決定しなくていいのかな? それにしても意味ない気がするな。。。

 

もし、カタカナ語がわからない方は書籍等でお調べください。でも、普通に生きていれば使わないから別にいい気がする。。。

 

会議で盛り上がっている(※海浜側のみ)ところに玉縄が止めに入ります。「大事なことを忘れている」と深刻そうな表情です。おそらくこれには比企谷も安心したのでしょう。比企谷いろはの表情をご覧ください。

ロジカルシンキングで論理的に考えるべきだよ」

「お客様サイドでカスタマーサイドに立つっていうかさ」

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比企谷の表情といろはの表情

*4

 左上から右上が玉縄が話し合いに割って入ったときの比企谷の表情です。おそらくはまともな指摘をしてくれると思ったのでしょう。

 

ですが、玉縄かわ返ってきた言葉は「頭痛が痛い文法」でした。それを聞いた比企谷の表情が左下。でも、それに気づかず話し続ける玉縄が右下の画像です。

 

完全に積んだな。

 

いろはもニコニコして聞いているだけだし、総武高校側の生徒会は発言しないし、海浜総合高校側は頭痛が痛いやつばっかだし。まともなのって比企谷だけじゃん・・・。

 

その後も、アウトソーシング、メソッド、スキーム、リスケとかカタカナ語が続きます。意味わからなくても大丈夫、内容薄いからというか無いから。

 

会議のその後

まとるはずのない会議がやっと終わったようです。海浜総合高校さんは会議の後も活発に意見を交わしている姿が見られます。きっと、いっぱいカタカナ使ってるんでしょうね。わー楽しそう。

 

一方の総部高校の生徒会は必死にお仕事中です。海浜から降られたであろう仕事です。そんな状況にもかかわらず新たに海浜から仕事降られてしまうので、総武高生徒会はけっこうぎくしゃくしているんですね。比企谷もそれには気づいていました。

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ギクシャク生徒会

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いろはは1年生で副会長が2年生ということもあってやりにくいのでしょうね。それに、今回の合同イベントの言い出しっぺでもある玉縄も2年生でしょうから、いろはとしては肩身が狭いのもわかりもわかります。

 

でも、いくらトップが使えないからって言っても副会長や部外者の比企谷が出ていくことはできないんですよね。対外的に生徒会長という肩書がないと何の効果もないんですよ。ここがまた悩ましいポイントです。

 

いろは的には「そのうち」という認識らしいですが、解消しない限りしこりは残り続けると思うんですがね。それに関しては奉仕部の関係も似たようなものがあると思います。

 

あざとい先輩と後輩

会議の2回目もいろはと待ち合わせをしていました。いろはのあざとい攻撃を受けても動じない比企谷と「荷物を持ってあげる」というの比企谷のあざとい攻撃に少し思うところがあったのでしょうか。何とも言えない表情をしています。

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優しそうな表情

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 「こういうことできるんだ」的な思いなのでしょうか? 関心なのかうれしいのか寂しいのか・・・なんなんでしょう。落ち着いた表情にも見えますね。

 

というか、荷物を持つのってあざといの!?

 

ブレスト2日目

一言で言うなら相変わらず。いや、酷さが増しているのほうがいいですね。開始早々、玉縄の「小さくまとまりすぎていた」がさく裂していました。まとまってないから!!!!!! と大きな声で教えてあげたい気持ちが山々です。

 

この会議に関してはいろいろ言いたいことがあるのですが、文字ベースではどうも伝わりずらい。ぜひ一度アニメをみてイラっとしてもらいたい。そのほうは言いたいことが伝わると思います。たまにはイラっとするためにアニメを見るのもいいものかもしれないですよ。(笑)

 

規模を大きくするという案に比企谷が小声で反論していますが、玉縄に拾われて「ブレストは人の意見を否定しないんだ」とか言われながらも比企谷の意見は否定されてしまいます。いや、比企谷の反論は正しかったよ。

 

規模の拡大に対して時間と人手が足りないっていうのはまっとうな意見でしょ。ブレストが人の意見を否定しないというなら、比企谷の発言を反対意見決めつけずに意見として捉えて、その解決方法をブレスとしたほうがいいんじゃないか?

 

でも、玉縄は違う規模を大きくすることから決めにかかってしまった。近くの高校を含めるとか言い出しましたよ。救いようがないぜ。。。

 

でも、比企谷はあきらめなかった。すげぇ。

「これはフラッシュアイデアなんだが、さっきの提案へのカウンターとして 、二校のより密接な関係を築いて連携をとることで、最大限のシナジー効果を期待するほうがいいと思うんだが、どうだろう?」

「・・・なるほど。じゃあ、高校じゃないほうがいいね。大学生とか」

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カタカナ語に反応する玉縄

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どこに「大学」要素あったよwww

 

比企谷の発言を簡潔に直訳すると「別の学校を追加するより、このまま連携をとったほうが相乗効果が得られるよ。」ですよね。つまり「規模を広げない」ことを提案している。

 

比企谷の発言を意訳するなら「今更、他校を追加したところで時間も人でも足りないし、だいたい合同イベントで何するかも決まってないのに声かけても迷惑でしょ。今までの会議だって全然まとまってないのに増えたらもっとまとまらないよ。そんなことするくらいなら、このまま二校だけで進めたほうが被害は最小限に抑えられるし、そのシナジー効果? みたいなのも得られるんじゃないんですかね?」とかになるのかな。

 

直訳だろうが意訳だろうが玉縄には通じないのでしょうね。比企谷が発言しているときに玉縄が反応していましたが、これはきっとカタカナ語に反応したのでしょう。パプロフの犬かよ、玉縄のエサはカタカナ語なんですね。つかえない条件付けだな。

 

その後も理解しない玉縄相手に比企谷も食い下がりますが、効果なし。いろはは若干引いてました。

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比企谷のカタカナ語に引き気味のいろは

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 いきなりカタカナ語使い始めたら引くのはわかるけど、我慢してあげて。これも今後の暴走を止めるためだから・・・。

 

とは言いつつも暴走は止められず、結局近くの小学校と合同ですることになりました。そのアポにかかる雑用は総武高校の仕事らしいです。生徒会役員もこの表情。

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3人そろってため息

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ため息の理由は玉縄の無茶ぶりというより、いろやの安請け合いに対してのものですよね。

 

あらたな仕事が増えて今日の会議が終わりました。いやー無意味な会議だなー。この会議シーンはぜひアニメで見てもらいたい。会議のシーンと同様に玉縄が話しているときろくろを回しているかのような滑らかな手つきも見てほしい。理由は腹立つから。(笑)

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画像じゃ伝わりきらない玉縄の魅力

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画像だけでも手元がうるさいのが見て取れる。動画ならもっとだよ。

 

赤いベンチ

 会議(会議といっていいか怪しいレベルのもの)が終わった後、比企谷と折本が話しています。折本は比企谷いろはを狙っていると思っていたようですね。視線の先にはとぼとぼ歩くいろはがいます。進まない会議や生徒会役員とのこじれなどからくる無力感で打ちのめされている雰囲気です。

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しょんぼりいろは

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折本葉山との一件で顔を合わせた由比ヶ浜雪ノ下のどちらかが比企谷と付き合ってるのだと思っていたようですね。

 

さすがに付き合っていることは否定していましたが、そうなると必然的にどういう関係か言わないといけないんですよね。ちょっと困るのがわかります。

 

折本に「奉仕部」であることを告げると爆笑される始末。まぁ、たしかに今更だけど奉仕部ってなんだよって思いますね。ほんと今更だけど。

 

今思えば1期の1話の様子から行くと主人公がひねくれてて面白いなーっていうので話が進むのかと思いきや、けっこうまじめな内容になってきたので奉仕部の違和感がより一層際立っているような気がする。

 

確かに意味わかんない部活だよな。けど、別にウケはしない。

ほんと、笑えない。

 

*12

比企谷も「意味わかんない」と言っていますが、今までの経緯を総合的に考えて感慨に更けているのでしょうか。「笑えない」という言葉には今までの経験や考えや現状などのすべての意味を含んでいそうですね。

 

 

 

 

*1:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*2:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*3:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*4:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話 

*5:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話 

*6:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話 

*7:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*8:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話 

*9:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話 

*10:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話 

*11:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*12:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話