やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 9話(後半) 考察
やっはろー
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」2期9話(後半)
の考察をしていきます。
以下多分にネタバレを含みます。
かわいい
もっとも注目したいシーンの一つとしては由比ヶ浜とお土産を選んでいるところですね。パペットをつけてちょっかいをかけてくる由比ヶ浜に対して比企谷がモノローグで「かわいい」と言っていました。
これまでの由比ヶ浜を「かわいい」ということはありましたが、比企谷自身の感想というよりかは一般的に見て「かわいい」よねって言ってるときがほとんどでした。
しかし、今回は違います。一般的にとかはどうでもよくて。これは比企谷がこの瞬間の由比ヶ浜のことをかわいいと思ったということの現れでしょう。一歩前進ですね。
ちょっかいをかけてくる由比ヶ浜が「欲しいもの」と口にしたことで、比企谷の大胆宣言がフラッシュバックして一瞬気まずい雰囲気が流れます。由比ヶ浜はいじったつもりはないとは思いますが、いじるなら徹底的にやったほうが相手のためですよ。
いじるほうは廃手が恥ずかしがっているところを見るのが楽しいのであって、一緒に恥ずかしがってどうすんのよ。って何の話でしょう。まぁ、いじるのはほどほどに。やりすぎたらOUTだからね。
会話の中で由比ヶ浜が積極的になっている場面がありました。
由
「そういうことじゃ、ないんだけど・・・」
(中略)
比「・・・まぁ、そのうちな」
いや、彼女か! ってなりませんかね? もしくは彼女一歩手前みたいな? いや、まぁ実際そうなんだけど~。
それに、由比ヶ浜が積極的にでたのにたいして比企谷は「そのうち」とか答えになっているのか怪しいですが、それでも満足している由比ヶ浜は比企谷のことよくわかっているんですな~。いや、熟年夫婦か!
いままでは、あらゆる可能性を排除するために断るか社交辞令を返すかしていた比企谷が、「そのうち」という返答を・・・、あれ? これって一般的に社交辞令に分類されませんかね?
夏休みの千葉村で戸塚からテニスに誘われた時も「そのうち」って返していたような・・・。
いや、今回は違う。前向きに検討するとか善処するとかの意味なんだと思う。それが伝わったから由比ヶ浜も喜んでいるんだね。きっとそうだよ。
伏線
一瞬映っていたいろはと戸部のシーン。戸部がびっくりしているところを見ると何かありそうですね。というか何かあります、起こります!
こういうのってわかりやすい伏線っていうんですかね。この2人のやり取りに比企谷が気づいていたので、きっと視聴者側の立場としての役割を担っているんでしょう。(受け売り)
思い出話
なんだかかんだで比企谷と雪ノ下の2人がみんなからはぐれてしまいました。アトラクション内で合流する予定だったのかわかりませんが、電話をしても通じないみたいですね。
ユニバとかだと、アトラクションにの手前でツレが来るまで待つことができたと思うんですが(たぶん)、デステニーランドは違うみたいですね。
アトラクションに並んでいる二人の会話の内容も印象的でしたね。
雪「由比ヶ浜さんと一緒の時は大丈夫だったから。・・・だからたぶん、大丈夫よ」
雪ノ下はこういうアトラクションが苦手なようですね。ラノベでは死なないかどうかまで確認していました。死なないからね? 演出だからね?
雪ノ下のセリフには明言されていませんが、比企谷と一緒なら大丈夫だという意味が含まれているのでしょう。あの比企谷が不安な時にそばにいてくれるだけで安心するようなポジションに昇格した瞬間です。
いままではあれこれ理由をつけていた雪ノ下がこの時は何の理由も言わずにただ「大丈夫」とだけ言っていたことも成長を表しているようにも思いました。
ちなみに、雪ノ下がなぜアトラクションが苦手なのかも明かされていました。理由は陽乃です。なんとなく想像つきますね。
危なそうな場面で突き落とそうとしたり、怖い演出のところで脅かしたり、ひとりでジェットコースターに乗せたり、観覧車揺らしたり、昼ご飯横取りしたり、トイレ行くふりして撒いたり、あと他にできることは・・・・。ま、これくらいかな。最後のほうは違う気がするけど陽乃がふざけていたのがわかればOK。
雪「姉さんはいつもそう・・・」
「ねぇ、比企谷くん」
「いつか、私を助けてね」
「姉さんはいつもそう」というセリフからは、雪ノ下は陽乃のしようとしていることの意図が分かっていないような印象を受けました。
陽乃はいつもちょっかいをかけてくるけどその意図はわからない。もちろんお互いに子どものころは何の意図もなくただおもしろがってやっていただけなのでしょうけど、いい年になったいまでも種類は変われどちょっかいはかけてくる。
雪ノ下からしてもなんで今になってまでいらぬちょっかいをかけられるのかがわからない。だからもし、私が困ることがあったら助けてほしいという意味で比企谷にこんなお願いをしたのではないでしょうか。
アトラクションにのったときは安全バーを握りしめていたのに、いざ落ちるときになったら比企谷の袖口を握るなんて全く安定しないと思うんですが・・・、あまり触れないでおきましょう。
それと、このジェットコースターの演出が気になりました。なぜわざわざ雪ノ下はこのタイミングでこんな言葉を発したのか? もっというと、なぜ渡航先生は落ちるジェットコースターという状況を作り出したのか?
そのときの比企谷の心情は・・・・・・
続きは、ラノベで。
短い文章ですがハッとしました。ぜひご一読。
今思ったのですが、パンさんのお土産コーナーでは由比ヶ浜と比企谷の2人のシーンがあったので、わざと雪ノ下と比企谷の2人だけのシーンを作るためにこんな演出にしたのかなと思いました。どうだろうね。
大きな意味を持っていそうなシーンを見れたところで
さようなら。
持っていないもの
ジェットコースターから降りた二人がベンチで話しています。話しているというか雪ノ下のため休憩をとっているというところでしょうか?
比企谷が飲み物を買って戻ってきたときに雪ノ下が何かをカバンにしまっているのが描かれていました。これもきっと伏線なんですよね?
薄い鞄に入るものなのできっと薄っぺらい何かだとは思います。”薄っぺらい”って書くと急に漂う安物感は否めない。
わざわざ鞄からだして確認するほどのものだったのでしょうか。気になります。
戻ってきた比企谷と思い出話をしています。1期で描かれていなかった回想シーンもありましたね。ゲーセンでユーフォーキャッチャーの景品をめぐるシーンです。
その部分のラノベを読んで初めて知ったのですが、最近のゲーセンのユーフォーキャッチャーって店員さんにお願いすればとってくれるみたいですよ。本当なのかな?
ほしい景品見つけたら店員さん300円くらいわたして「取ってね」ってプレッシャー与えるっていう新しい楽しみ方を思いついてしまった。あら、性格悪い。
雪ノ下のセリフで印象的だった部分がこちら。
雪「今は(陽乃みたいになりたいとは)あまり思わないけれど・・・ただ、姉さんは私にないものを持っているから」
「なんで私はそれを持っていないんだろうって、持っていない自分に失望するの」
「 あなたも、そうよ。あなたも私にないものを持っている。・・・ちっとも、似てなんかなかいなかったのね」
「だから、別のものが欲しかったんだと思う」
「あなたも姉さんも持っていないものがほしくなった。・・・それがあれば、救えると思ったから」
雪ノ下が何を欲して何を救えると思ったのかは明かされていませんでした。わからないよー。謎解きみたになってない? なってないな。
雪ノ下は最初、比企谷たちと出会う前は陽乃と比べられて、その能力差に打ちひしがれていたんだと思います。だから、陽乃みたいになりたいと思って人知れず努力していたのでしょう。
雪ノ下は陽乃の実務面の能力を高く評価していたとは思いますが、一番大きな能力は対人スキルではないでしょうか? その結果として、そのスキルがない自分に失望することになる。
では、比企谷が持っているものとは何でしょう。陽乃のような対人スキルは皆無なので、問題解決能力的なことなんですかね? あまりしっくりきません。
自分にはできないやり方で問題を解決していく比企谷を見てうらやましく思う反面、それを持っていない自分に失望していたのでしょう、きっと。
なら、陽乃も比企谷も持っていないものって・・・なんだよ。ちゃんと明言しなさいよ。1期13話で比企谷から「明言」の意味を調べるように言われたのにまだ調べてないのかしら?
言葉の意味はともかく、陽乃も比企谷も持っていないものということはこの2人の共通点を見ればわかるんじゃないかという安直な考えのもと考察していくと。
陽乃はその高度な対人スキルゆえにいろんな人から好意を寄せられたり、気に入られたりしている。けれど、陽乃本人は相手がどう思っているかよりも自分の都合を第一に考えている節がある。自身の対人スキルから生じた相手の感情を打算的に使っている印象ですね。
一方の比企谷は、相手の感情に過敏に反応してしまうがために、それを抑えようとして相手からのマイナスの感情しか受け入れなくなった。
そう考えると陽乃も比企谷も感情に関しては不得手なんですね。(陽乃は感情を演じているような雰囲気ですから、本音を出すことには不得手。)つまり、雪ノ下がい望んでいるものは感情とか本音に関する何かなのかもしれません。
雪ノ下は、自分が相手に本音や感情を伝えられる力を求めているのか、それらを伝え合えるような関係を持つことを求めているのか。なんとなく後者な気がしますね。
陽乃も比企谷も本音や感情がないわけではなくて、そういうものを伝えられるだけの相手がいなかったから隠しながら生きてきた。つまり、雪ノ下の言う2人にないものとは自分を出せるような関係のことを言っている。
現時点での結論はこうしておきましょう。
伏線回収
葉山を探す三浦をわざとらしく別の場所に移動させる戸部。ますます怪しい・・・。特に、戸部。そらそうか(笑)
何の伏線なんだ! いったい何を伏せているんだ! って気になていたのですが、早々に解決していましたね。
この場にいないのはいろはと葉山。ということは・・・? これは皆まで言うのは野暮ですかね。いろはが何をしたのか、なぜいろはが戸部に耳打ちをしていたのか、戸部が三浦に取った不自然な行動の意味は? などなどを想像すればわかるはずです。
答えは次回に書きましょう。
このシーンで気になった些細な事。
まずは、戸部の袖をつかんでいる三浦から。花火の音にビックリしたんですかね? 戸部の袖を握っています。体も戸部のほうを向いているのでちょっと意外だったんですよね。
普通に見てるか、葉山がいないことでちょっと不機嫌にでもなるかなと思っていたんですけどね。平和に見れてよかったです。
お次は戸部の表情。戸部ってこんな表情できたんだっていうくらい真剣に花火に見入っていますね。海老名さんの隣でみられる花火をかみしめているのでしょうか? それとも三浦に袖口を握られていることで不覚にもときめいてしまったとか(笑)
いずれにせよ、戸部なので何でもいいか。扱いひどいな(´・ω・`)
それでは、
さようなら