夫婦の家事問題に参入！「家事に完璧を求める妻」家事の分担は実現する？

 今回は久しぶりに愚痴ブログ。もう「上司」とか関係なくなってきたけど、その辺はご愛嬌ということで参りましょう。

今回の内容はこちら！ 

 「家事に完璧を求める妻」です。

前回の「偽善で家事をする夫」に続いて夫婦の家事問題第2弾です。今回は夫派の意見になりますが、あくまでも中立の立場で「お互い様」精神でやってまいります。

家事問題を考えるときの”家庭”条件

夫婦の家事問題を考えるにあたってどういった家族構成の家庭を対象にするのかを決めておく必要があります。 

今回の大切な条件は「夫が家事を手伝っている家庭」です。そのほかの家庭環境はこの際どうでもいいでしょう。

ただ、子どもがいない専業主婦の家庭なら別の問題が浮上してきそうなので、今回はこういった家庭のみ除外することにします。

では、この前提条件のもと、ただ家事を手伝うだけでは満足しない妻の生態系を考察していきましょう。

 妻は家事をする夫に何を思っている？

夫婦の家事問題を検索すると鬼のようにヒットするのが、夫が家事をしない問題です。育児と家事で忙しい妻の皆さんは少しでも手伝ってもらいたいのですね。

では「家事をする夫」と検索してみるとどうでしょう？　ざっと見た感じですが気になった項目がいくつかありました。

「手伝ってくれるけどちゃんと家事ができない」

「あれこれ家事をされて気疲れする」

「自分のペースでやりたい」

これらは家事を手伝ってくれる夫に対する妻たちの言い分ですね。中には率先して掃除をしてくれる夫に対して「片付けられていない私への当てつけか？」という妻もいるようです。

全国の夫の皆さんは家事を手伝わないことでも文句を言われ、家事を手伝ったとしても文句を言われる板挟み状態。このご時世に安らかな場所などあるのでしょうか・・・。

家事をやっても「できてない」なんて言われた日にはションボリしてしまうのも無理なないですね。まぁ、下手に言い返すよりションボリしていたほうがいいかもです。（笑）

では、ここから先はこなぜ妻たちはからそういう言い分がでてくるのかを見ていきましょう。

もちろん、家事の出来栄えはともかく夫が家事を手伝ってくれただけで感謝感激雨あられの皆さんは笑い話程度にご覧ください。

妻たちは完璧を求めている

妻たちの主張を見ていくには「人は他人に完璧を求める」という性質を理解する必要があります。もっと正確に言うと「自分の思い通りになってほしいという意味での”完璧”」です。

なんだか、前回の妻派の記事に比べて深刻な内容になっていきましたが、頑張ってついてきてください！！

では、そのことを確認するために具体例を見ながら考えていきましょう。

洗い物をする時を考えてみましょう。ご飯を食べた後、夫はスポンジに洗剤をつけて食器を次々に洗っていきます。

すべての食器が洗い終わりました。汚れ一つ残さず、洗剤もしっかりとすすいでいます。乾燥機に並べられた食器は見事に整列しています。

今日も家事を手伝って妻の負担を減らせたわけですから、とってもすがすがしい気持ちになりますね。（もちろん、人によってはやらされている感が否めないこともありますが、置いといて）

しかし、洗い物が終わったシンクを見た妻は満足していなかったのです。会心の笑みを浮かべているのは夫だけだったようです。

その時のシンクを想像してみましょう。

例えば、

・シンクに洗剤のついたスポンジが放置されていたら？

・シンクの周りの水滴が拭き取られていなかったら？

・シンクのヌメリ取りまでできていなかったら？

などなどの状況を思い描いてみてください。

また、こういった状況を見た妻たちはどういう気持ちになるでしょう？

答えは単純です。

「できてない」

という認識になるのです。

場合によっては、洗い物をしてくれた夫に対して直接「不完全であること」を突き付けてしまうかもしてないですし、それに加えて「洗い物とは～」なんて説きかねません。

だが、しか～し

ここで立ち止まってよく考えてみよう。夫がした洗い物が「できている」のか「できていない」のかを判断するのは妻になります。

もっと言うと、妻しかその判断をしないのです。

なら、「できているか否か」の判断基準は妻の中にあるということです。ですから、その基準は妻のものでしかなく、夫は当然感知しないというよりか感知しようがないのです。

別に、洗い物に関する価値基準を持つことが悪いなんてことは言ってませんが、その基準が一般的なものだと解釈する、もしくは相手に共有を迫るのはたとえ夫婦という間柄であてもお勧めはできないということです。

今、自分が抱いた感情は何が原因なのか改めて考えることで、相手を一方的に責めるだで終わらないようにすることができるでしょう。

もし、夫が洗い物をしていなければ自分で全部しないといけなかったと考えると「まさに分担」していることになりますね。

ひとつの家事を分担しているので効率が悪いような気がしますが、ケーキ入刀から二人の共同作業は始まっているのです。いっそのこと2人で一つのスポンジをもって洗い物をしてみては？（笑）

妻たちの言い分を見直す

自分たちの価値観のせいで夫に完璧な家事を求めてしまうことを見ていきました。「完璧なんか求めてない」っていう人のためにもう一度書いておくと。ここで言う「完璧」とは、「自分の思っていることを思っているタイミングでしてほしい」と言う意味のことです。

そのことを踏まえて、最初に紹介した妻たちの言い分を見直していきましょう。

１「手伝ってくれるけどちゃんと家事ができない」

２「あれこれ家事をされて気疲れする」

３「自分のペースでやりたい」

このような言い分はどれも妻自身の要求なわけです。自分の要求をすることが悪いのではなく、これらのことはあくまでも「自分の要求である」という意識を持つことです。

これらに絶対的な正義はないということですね。

1番目は先ほど洗い物の例で確認したので良しとしましょう。

2番目です。これも、妻は自分が望む範囲で夫に家事をしてほしいということを望んでいるのです。だから、夫が望まぬところで家事に乗り出して来たら、自分の要求に沿わずにイライラするわけですね。

最後のも同じですね。自分のペースでやりたいという思いがあるわけです。でもそれが満たされないから、たとえ家事を手伝ってくれて入れも納得いかないことになるんですね。

価値観のことに関しては妻だけでなく夫も同じだろ！ってなる人もいると思いますので、その辺は次回のまとめ記事で書きましょう。

なぜ、妻は家事に細かいのか？

これまでは、妻が家事に完璧を求めているということを見ていきました。その原因は妻が持つ家事に対する価値観だったわけです。

・洗濯物のしわは伸ばすもの

・水回りの水滴は残さない

・食器をしまう場所

などなどの価値観を持っていらっしゃいます。だからこそ家事を手伝ってもできていない夫に細かくあれこれ言ってしまうのです。

いや、細かく「言ってしまう」というより「言うことができる」ということです。それだけ多くの基準があるから。

では、なぜこのような基準ができたのかと言うと、「家事をしてきたから」です。当たり前だろ！って感じですが、いったん落ち着いて。

洗濯物をそのまま干すとしわになって不細工だから干すときにパンパンしようとか、水回りはカビが大敵だから乾燥させておこうとか、ほかにもいろいろ妻なりに考えてきた結果が今の価値基準と言うことになります。

なら、夫はどうでしょう。たまにしか家事を手伝わないのなら持っている価値基準は少ないかもしれませんが、頻繁に手伝ってくれるまたは役割分担してる場合は、夫にもそれ相応の価値基準があるかもしれません。

なら、それを聞かずしてどうして納得がいく決断を下せるのか。

妻は自分の価値基準をもとに夫の家事を採点し合否を下します。ですが、その家事をしたのは夫であり、その夫の価値基準からしたらそれで合格だったわけです。（「まぁ、このくらいでいっか」っていうのも価値基準の一つに入ります。）

そんな状況で「できてない」なんて言おうものなら相手の価値観を否定していることになるのです。だからうまくいかないんですね～。

自分の価値観を変えることに抵抗するのは夫も妻も子供もみんな同じなのです。

だから、そんな時は自分で自分の合格ラインを目指した方が気が楽かもしれませんね。部下に仕事をフル上司みたいなイメージですね。入社して年月の浅い社員に管理職は荷が重いのです。

ほかのイメージとしては、業界経験がある中途採用の人を扱うような感じですかね。それ相応の経験と価値観を持っているのでピッタリかと思います。

強制的に家事を手伝っているのなら新入社員として、頻繁に手伝ってくれるなら中途採用として接してみてはいかがでしょうか？

まとめ

今回は、夫派の意見を書いてみました。夫婦の家事問題と言うことは双方に問題がある場合も考えなければなりません。ですから、前回と今回とで視点を変えて考察してみました。

ちょっと、妻に要求するレベルが高いような気もしますね。自分が何を望んでいるのかを知ることを要求しているわけですから、仏レベル4くらいには悟ってくださいって言ってるみたいなもんですよね。（笑）

ただ、自分の感情や思考を知ることは有効だと思いますので。興味があるからは挑戦してみてください。悟りに興味がある方は瞑想なんかも効果あるみたいですよ。

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 次回はこの夫婦の家事問題のまとめを行うことにしましょう。

それでは、

さようなら。