すべての教科に通用する勉強法 PART3 音読と数学の関係
やっはろー
前回までは音読の効果と文系教科への使い方を見てきましたが、今回は音読と数学の関係を見ていこうと思います。
音読というと文字を読んでるわけですから、数学への効果は薄そうに思うかもしれませんが、スピードアップという点を考えると効果が期待できるでしょう。
・音読とは
まずは、音読をしているときの脳の処理についてみていきましょう。音読をしているとき脳は「文字を見て、認識して、声に出す」という動作を行っています。
文章を読むときは意識せず自然と行っていることですが、3つの動作を並行して行うのは高度な処理を行っていることになるのです。
では、これらの動作をするスピードが速いとはどういうことかというと、脳の処理速度が速いということになります。つまり、音読のスピードが速いとは脳のより速度が速いということになります。
実際に音読をしてもらうと人によってスピードが違うことがわかります。声の大きさも違いますし、読み間違える回数、息継ぎのポイントなどが異なってきます。
息継ぎは意識しづらいと思いますが、はじめはゆっくりでもいいので正確に読むことを心掛けたり、はっきりと読むのを意識することがいずれは早く読めることにつながっていきます。
・数学と音読の関係
数学の勉強をしているときに課題となるのがスピードアップです。問題を見たときに解法が思いつかないから遅いという場合は除いて、単純に書くスピードが遅いとか、式はわかっているけれども計算に時間がかかる場合のことです。
書くのが遅い場合も脳の処理スピードがかかわっています。人は何かを書こうと思ったら、脳で「何か(文字や絵)」を脳で思い浮かべてから、手を動かして書いています。
つまり、”脳”が書くものを指定して”脳”が手の筋肉に命令して動かしているのです。書くという動作もすべて脳がつかさどっています。
ということは、書くスピードを上げるのなら脳の処理能力を上げるほかないのです。そこで登場するのが音読です。音読によって認識してからアウトプットするまでの速度を上げるのです。
書く速度を上げるのなら「書く」ことが必要だと思われるかもしれませんが、「書く」より音読のほうが「目で見る」(インプット)→「声に出す」(アウトプット)→「耳で聞く」(インプット)といように3つの感覚器官を使って脳に刺激を与えることができるのでより効果的です。
・まとめ
「音読とは脳の処理速度を上げる訓練になる」
音読をするとき「脳で文字を認識する」→「声に出す(筋肉)」の順番で行っています。そのスピードを上げることは、脳が文字を認識するスピードや脳から筋肉に命令して動作するというスピードを上げたりすることにつながるのです。
少しでも勉強でスピードアップが必要だと思っているのなら、ぜひ音読を取り入れてみてください。
さようなら。