やはり俺の考察ブログはまちがっている。(アニメ・数学)

気の向くままに、気になる事の考察をしています。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 4話(完結) 考察

 

やっはろー

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」2期4話()

の考察をしていきます。

 

 以下多分にネタバレを含みます。

 

 

決意

 

平塚先生比企谷の会話で、雪ノ下が生徒会長に立候補することが明かされました。先日のカフェでの葉山との一件がありましたから、ここから新たに葉山に頼る気にもなれないでしょう。(ラノベではその後も葉山は協力していましたね。)そうなると残る候補が限られてくるのですよ。なんてったって、いろはに確実に勝たないといけないですからね。これが難しい。

 

平塚先生比企谷に問いかけるこの言葉

「さて、もう一度聞こう。比企谷、君はどうする」

 

*1

 2回も同じ問いかけをしていたので平塚先生の意図があるのでしょう。このまま雪ノ下が生徒会長になっていいのか、それは本人の意思なのかなどの思いをどう整理するのだと聞いているように思います。

 

また、比企谷がそういったことの処理を得意としないのをみこして試練を与えているようにも思えますね。ちゃんとした先生なんですね・・・タバコさえ吸っていなければ。

 

本音

部室にて比企谷雪ノ下が対峙しています。雪ノ下が生徒会長をすることは由比ヶ浜に言っていなかったようですね。雪ノ下はこれから相談するといっていましたが、それは相談ではなく報告ですよね。由比ヶ浜は疎外感を感じていると思いますよ。

 

比企谷はあらためて自分の解決案を押していました。これは雪ノ下を生徒会長にさせないようにしたかったからなのでしょうか? それとも、陽乃に挑発されたから意固地になっているだけで、雪ノ下の本意ではないと踏んだのでしょうか。こればっかりは雪ノ下にしかわかりませんね。

 

そして、その比企谷の案を話しているときの雪ノ下の反論です。

 

「あなた一人の言葉や態度だけで全校生徒が動くなんて思い上がりよ」

 

「すべての人があなたを気にかけて、嫌っているだなんて自意識過剰だは」

 

*2

 ド正論ですね。比企谷の解決策の最大の欠点を突かれました。確実性の薄い案であることを証明された気分です。

 

陽乃の「自意識の化け物」、葉山の「自己犠牲」という言葉に続いて、雪ノ下の「自意識過剰」ですか・・・。比企谷の性格の根本的な部分をそれぞれから指摘されてしまいました。

 

でも、比企谷の自意識過剰ぶりはわかるところある。周りでこそこそされてると自分の悪口言われているような気になるやつですよね。そういう思考に陥るのは日本人に多いと聞いたことがあります。

 

でも、実際は他人はそこまで自分を気にしていないんですよね。人は思っているほどみられていない。けれど、思ってもないとことを見られているんですよね。

 

わかっちゃいるけど、気にしちゃう。

人間だもの(ふざけてないよ! マジメだよ。)

 

はたで聞いていた由比ヶ浜の顔が印象的でしたね。

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決心したゆいゆい

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きっと由比ヶ浜も動き出すのでしょう。生徒会選挙の依頼が来てから蚊帳の外感が強かったのでここからが本番ですね。

決心

雪ノ下とは平行線のまま終わりましたが、帰り道で由比ヶ浜の決心を聞くことになります。

「あたしさ、何もないから。できることもやれることも何もないんだなって」

 

*4

由比ヶ浜は自分のことに対してこんなふうに思っていたのですね。奉仕部としてはなくてはならない存在です。雪ノ下だけでは死人が出るし、比企谷だけではそもそも誰も依頼に来ないし、だから由比ヶ浜が必要なんですよね。

 

でも、直接結果に繋がっているわけではない。王手を指すのは比企谷雪ノ下だから「何もない」って思ってしまっても無理はないですね。

 

だから、由比ヶ浜は生徒会長に立候補することを決めた。比企谷に「勝手に」と言われても強く反発していたのが印象的でした。

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力が入るこぶし

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うつむきながらも力強く自分の意思を比企谷に伝えています。リュックのひもを握りこんでいるのがその意志の強さを物語っていますね。

 

自分の考えや雪ノ下の性格、奉仕部がなくなってほしくないと話す由比ヶ浜。改めて奉仕部が好きであると告白していますが、「好き」というところを2回言っています。大事なことなので2回言いましたってことなんでしょうね。

 

ぜひアニメで見てもらいたいのですが、涙目になりながらも2回目の「好き」では比企谷に視線を向けなおして伝えているのが印象的でした。

「・・・好き、なの」

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2回目の「好き」の意味

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目が死んでる?

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 この時の比企谷の顔が寄生獣の顔に見えたんですが、私だけ?(空気を読んでいない記述スイマセン)寄生獣に乗っ取られた人間が頭を変形させる前の眼球の方向に似ている気がしました。

 

仲直りは何時?

雪ノ下も由比ヶ浜も納得した上での選択ならそれで構わない。ただ・・・。

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暗がりの小町

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「ただ・・・」の続きが気になります。自分に向けられた問いかけなのでしょうか。このままでいいのか、何かできることはないのかという疑問を持っているような気がしました。

 

でも、そういう思いが出てくる理由が比企谷には分らないのでしょう。由比ヶ浜雪ノ下が生徒会長選挙に立候補することですべてがうまくいく。でも、それに納得できない自分がいることに気づき始めている。

 

家に帰っても寝ずに暗闇で考えていましたね。そこに小町が入ってくるのですが、よく見ると小町の顔が暗闇の中にもしっかりと描かれているのですよね。細かい作画です。でも、小町の視線は比企谷に向けられていることがわかるので、それが逆に怖かったりもする。

 

この画像ですが、今の比企谷の状況と今後の展開の伏線? 情景描写? に泣ているような気がしました。

 

今の比企谷はどうしていいかわからずにいる。それを、電気もつけずにリビングで一人座っていることで表している。そこに小町が入ってくる。小町が開けたドアからは光が差し込んでいる。つまり、この問題の解決の糸口は小町にあるということを明かりを使って表しているのではないでしょうか。

 

4話のエンディングはいつもと違ってゆっくりなんですよね~

ずるいよな。

 

それでは、

さようなら。

*1:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 4話

*2:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 4話

*3:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 4話

*4:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 4話

*5:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 4話

*6:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 4話

*7:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 4話