やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6話(中半) 考察
やっはろー
今回も
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」6話(中半)
の考察をしていきましょう。
以下多分にネタバレを含みます。
前回記事はコチラ👇
error-of-consideration.hatenablog.com
由比ヶ浜リターン大作戦
比企谷とすれ違いを起こしている由比ヶ浜を奉仕部へ連れ戻すために、由比ヶ浜の誕生日をお祝いして感謝の気持ちを伝えようというのです。
誕生日プレゼントを買うために比企谷と雪ノ下と小町で買い物に来ているのですが、小町がバックレるという事態。小町的には兄と女の子2人だけにしようという意図なのだろうが、兄には無駄だったらしい。
その買い物中に印象に残ったのがこちら
雪
「私、由比ヶ浜さんが何が好きとか、どんなものが趣味とか知らなかったのね」
比
「別に知らんくていいだろ。むしろ半端な情報だけで知った顔されたら腹立つ。千葉県民に向かってよその落花生送るようなもんだ」
雪
「たとえが千葉過ぎてわからないのだけれど」
比
「ソムリエに半端な知識でワイン送るみたいなことだよ」
たしかに、普段よく接している人でも知らないこと多いですね。比企谷の言うように一緒にいる時間が長いから知っているっていうのは傲慢かもしれません。
それに、自分が”知っている”というのは自身の記憶にあるものに過ぎない。だから、他人と同じ時間を共有していても、それが記憶に残っていないと知っていることにはならない。というか忘れているということはすなわち、知らないということになる。
「これおいしい」って言ったらずっと同じもの買ってくるおばあちゃんみたい。限度があるよ? 小学生の頃においしいって言ったカレーパンはもう十分です。
ソムリエのたとえは結構秀逸だと思いました。一緒に落花生の例えも出てきていた。千葉はそんなに落花生が有名なのか?
以前、由比ヶ浜が言っていたのを思い出した。
これが味噌ピーらしい。うまそう
ゆでピーはよくわからんかったけど他にも多種にわたるようです。千葉県横断ウルトラクイズに出るから覚えておこうね。
そしてもう一つ。比企谷が由比ヶ浜を評価しています。
比
「由比ヶ浜はなんかもっとフワフワポワポワした頭の悪そうなものの方が喜ぶんじゃないの」
この作品をを読むにつれて身に染みてわかります。よくよくわかります。 なんてったって由比ヶ浜はアホの子だからね°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
陽乃現る
買い物中に雪ノ下雪乃の姉である陽乃が表れる。そのときの雪ノ下の表情は決していいものではない。もしこれが買い物中に小町に偶然出くわす比企谷なら、もっと喜んでいるはず。いや、比企谷ならそうなるように仕組んでいる可能性すらある。怖い。
つまり、雪ノ下と陽乃の仲はよくない。
比企谷に対して、初対面なのに結構ぐいぐいくる陽乃。比企谷もたじたじです。あー、これはもう完全におもちゃにされてますね。うらやm・・・。ちなみに陽乃はいい匂いだそうです。うらやまs・・・。
いじりまくって去っていった陽乃に対しての比企谷と雪ノ下のやり取りが印象的でした。
比
「お前のねーちゃんすげぇなぁ」
雪
「姉にあった人は皆そう言うわね。確かにあれほど完璧な存在もいないでしょう。誰もがあの人を褒めさやす」
比
「はぁー。そんなのお前も大して変わらんだろ。遠回しな自慢か」
雪
「えっ?」
比
「俺がすげぇつってんのは、あのなに? 強化外骨格みたいな外面ことだよ。人当たりがよくて、ずっとにこにこしてて優しく話しかけてくれる。まさに男の理想だわな。でも理想は理想だ。現実じゃない。だからどこか嘘くさい」
比
「腐った目でも、いえ、腐った目だから見抜けることがあるのね」
最後の雪ノ下の評価は結構的を得ていると思います。比企谷は自分に優しくしてくる女の人などいないと思っている。なんなら優しくしてくるれる男の人もいないのである。ちなみに戸塚は女の子・・・であってくれ! 頼む!
だから、比企谷は陽乃の自分に対する態度に対してうがった見方をしている。たぶん並みの男子だったら、うっかりどころか音速で惚れているレベルの対応をされたにもかかわらず、それを理想と断言している。あらやだ、並みの男って単純。
その辺の比企谷の見方も含めて雪ノ下は「目が腐っている」と表現したのではないだろうか。雪ノ下的には絶賛したらしいです。わかりにくいやっちゃ。
一応、これで本来の目的である由比ヶ浜の誕プレを買いに行く任務は終了しているのだが、陽乃が去ったあとにもう一人現れる。こういう展開がさらに話をこじらせるのだ。面白いやっちゃ。
最後に、比企谷の名言を消化して終わろう。この名言を思いつくからこそ、陽乃が持つ闇の部分を見抜けたのだろう。
非モテ三原則
【(希望を)持たず、(心の隙を)作らず、(甘い話を)持ち込ませず】
世にいわゆる「いい女」というのはいても、「都合のいい女」というのはいないのである。
さようなら
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