やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6話(後半) 考察
やっはろー
今回も
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」6話(後半)
の考察をしていきましょう。
以下多分にネタバレを含みます。
前回記事はコチラ👇
error-of-consideration.hatenablog.com
盛大な勘違い
比企谷と雪ノ下が買い物中にハプニング発生。簡単に言うと、犬が比企谷と雪ノ下にままっしぐら。なぜか犬は比企谷になついている。雪ノ下さんは犬苦手なんですね。かわいいものです。犬もかわいい。
そこへ犬の飼い主がーー
もちろん由比ヶ浜です。
そして、3人が出会ったとき、盛大なる勘違いをする。雪ノ下も由比ヶ浜も主語使わないし、目的もはっきり言わないんだもの~そらそうなるよねっていう感じだ。
由
「休みの日に二人で出かけたらそんなの決まってるよね。そっか・・・なんで気づかなかったかなー、私。空気読むのだけが取り柄なのに・・・」
雪
「由比ヶ浜さん。私たちのことで話があるから、月曜日部室に来てくれるかしら」
由
「あんまり聞きたくないかも。その・・・いまさら聞いてもどうしようもないっていうか、手も足も出ないっていうか」
このやり取りでは、由比ヶ浜が終始無理して笑っているのが印象的でした。その雰囲気を声だけで表現するのはやっぱすごいぜ東山奈央先生。プロだ。ぜひこのシーンは一回見てもらいたいものです。文字で表すとこんなですが、もっとその時の様子が鮮明に伝わるはず。
由比ヶ浜の「空気をよむだけが取り柄」というのもなんともいないですね。クラスではトップカーストに属しながらも、空気を読んでいる分過ごしにくいと感じているのでしょう。その辺は2話でも垣間見れました。
そして、もっと注目したいのが由比ヶ浜のセリフ。「いまさらどうしようもない。手も足も出ない」って‼‼ 言っちゃってますよ由比ヶ浜さん。その言葉は裏を返せば、「手も足も出しますよ」「出したいと思ってますよ」っていうアピールになってませんか? 大丈夫ですか?
雪ノ下と由比ヶ浜の会話がかみ合っていないことに比企谷は気づいている。なら、由比ヶ浜のこの発言の意図も気づいているのだろうか? 教えて比企谷先生。
このとき、犬が由比ヶ浜から離れた原因はリードが取れたから。アニメの描写的には、比企谷が事故った時もリードが取れている感じがする。それなら早くリードなおしなよ由比ヶ浜さん。危うく死人出るところだよ。
もしかして、犬改め、サブレが超絶テクニシャンでリードを意のままに操る能力を持っているかもしれない。違うか。
ちなみに、このサブレの声優は、悠木碧さんだそうですよ。小町の声と同じ人です。役者ですよ。このシーンのとき結構後ろでサブレが鳴いてます。改めてみると面白いというか、この事実を知ってからはサブレの鳴き声に気を取られてしまう。
モヤモヤ解消
なんだかかみ合わないまま後日話をすることになりました。由比ヶ浜は勘違いしているよね。すごい勘違いだけど、絶対雪ノ下おこるぞ!
話し合い当日。正確には、話し合いと思っているのは由比ヶ浜だけで、比企谷と雪ノ下は誕生日をお祝いするつもりです。
教室前での由比ヶ浜がかわいかったです。
由
「や、やーその、なに? 空気がおいしかったというか・・・」
このセリフのいい方もかわいかったですね。部活に行っていない間に、雪ノ下と比企谷の関係が進展していると思っている由比ヶ浜が戸惑っている感じのが伝わりました。がそんなことは置いておいても、言い方がかわいかったというかー。違うか。違うな。東山奈央先生さすがです。
声優さんを紹介するコーナーみたくなっていることに気づいたけど、修正はしない。
この後、部室で雪ノ下と由比ヶ浜の誤解が解けるのですね。やっぱり雪ノ下さんは、勘違いとは言えども比企谷と付き合っていることにされると怒るのですね。
結局、勘違いと分かって喜んでいる由比ヶ浜。そこから由比ヶ浜の誕生日のお祝いをするのですが、日も暮れてきており部室には夕日が差し込んで夕焼け色に染まっている。つまり、時間が無くなっている。
ちょっと待ちたまえ、この話を最初に見た時から思っていたことがある。それは、「時間経過早くない? 比企谷と雪ノ下は付き合ってなくて、一緒に買い物したのは由比ヶ浜の誕プレ買うためという説明にどれだけ時間かけてんだよ。」ということ。まぁ、部室に入るところからして、夕方っぽかったけど、授業が終って完全下校までは3時間くらいあると思いますよ。なのに。。。とかって思っていると、その真相がラノベで明らかになった。
このとき、由比ヶ浜と雪ノ下が話し合いをする前に、材木座が来ている。そして、彼の依頼を解決している。だから遅くなったのだ。もちろんアニメでは全カットされている。というかされて当たりまえ、言い過ぎか。
気になる方はラノベを読まれたい。でも簡単に言うと、材木座の自業自得でまいた種の尻ぬぐいを奉仕部に頼んできた。たぶんこれで読まなくてもわかったはず。でも最後のほうの材木座のセリフはちょっと、ほんのちょっとカッコいいものがあったような気がした。あくまでも気がするだけ。
ようやく彼と彼女の始まりが終わる。
雪ノ下だけでなく比企谷も由比ヶ浜の誕プレを買っていた。そのときの3人のやり取りが結構重要ですね。
比
「悪い、誕生日だからってわけじゃねぇんだ。なんつーか、これでチャラってことにしないか。俺がお前んちの犬助けたのも、それでお前が気を使っていたのも全部なし。そもそも、俺が個人を特定して恩を売ったわけじゃないんだから、お前が個人を特定して恩を返す必要なんてないんだよ。けど、その・・・こう、なに? 気を使ってもらってたぶんは返しておきたい。これで差し引きゼロでチャラ。もうお前は俺を機にかけなくていい。だからこれで終わりだろ。はぁー」
由
「・・・なんでそんなふうに思うの? ・・・同情とか、気を使うとかそんなふうに思ったこと一度もないよ。あたしは、ただ・・・なんか、難しくてよくわかんなくなってきちゃった・・・。もっと簡単なことだと思ったんだけどな・・・」
雪
「別に、むずかしいことではないでしょう。比企谷くんには由比ヶ浜さんを助けた覚えはないし、由比ヶ浜さんも比企谷くんに同情した覚えはない。・・・はじまりからすでに間違っているのよ。だから、比企谷くんの『終わりにする』という選択肢は正しいと思う」
由
「でも、これで終わりだなんて・・・なんか、やだよ」
雪
「・・・馬鹿ね。終わったのならまた始めればいいじゃない。あなたたちは悪くないのだし」
比
「は?」
雪
「あなたたちは助けた助けられたの違いはあっても等しく被害者なのでしょう? なら、すべての原因は加害者に求められるべきだわ。どちらも悪くないのなら始めからもめる必要がないのよ。だから、ちゃんと始めることだってできるは。・・・あなたたちは」
最初の比企谷のセリフは、自分に優しくしてくれる女の子なんていないと思うために、もっというとそう思いたいだために出てきたもののような気がしました。言い終わったあとのため息には、自分はやっぱり一人なのだという落胆とも諦めともとれそうですね。
どこか裏があるんじゃないかとかって思ってしまうのですね。自分に優しいってことは何かあるんじゃないかって。もしその何かの存在を知らずに、見えている優しさだけを信じて勘違いして、結局は自分が傷つくかもしれない。もちろん、ここでの”傷つく”というのは告白してフラれるとかそういうものでなくて、相手が自分のことを何とも思ってなかったりしたときのことをいう。そういうのが嫌で、傷つきたくないから周りを遠ざけるような行動をとってしまう。つまり、自己防衛。自意識過剰なのですね。
もちろん由比ヶ浜は、比企谷の考えているような貸し借りのような考え方はしてないのですね。きっかけはどうであれ仲良くなったのなら今後も続けていきたいのでしょう。それにやっぱり、最初の比企谷のセリフ終わりの由比ヶ浜のセリフには感情がこもっていましたね。さすがですは。「そんなふうに思ったこと、一度もないよ」ってところが”なお”のこと言い。・・・東山”奈央”先生だけに。。。。。(我慢できずに書いてしまった)
そして、雪ノ下の発言。「あなたたちは」の部分が気になります。自分は違うという意図の表れなのでしょうか。最後の笑顔もどこか切ないような、諦めたような表情です。雪ノ下の言葉で由比ヶ浜は納得したようでよかったです。
5話の最後に、比企谷は由比ヶ浜に「バカ」と言われてましたが、今回6話で誕プレ渡したときも「バカ」って言われてました。同じ言葉ですが意味合いは全然違いますね。一週間ごしのバカ。いいかもです。
ただ、雪ノ下の言い方に比企谷は引っかかるような感覚があったのでしょう。最後に物思いにふけっている様子がありました。
雪ノ下と同じ場所に立つことで、彼女と同じ風景を眺めることで、何を考えているのかをつかみ取ろうとしたのでしょうか。比企谷にその意図はなくとも、無意識にそう思い行動していたりして。なんつって。。
今回はこんな感じですね。3巻の最後にはボーナストラックで由比ヶ浜のお誕生日会が収録されています。ほのぼのした感じですね。相変わらず比企谷はひねくれていますが。ぜひご一読。
さようなら。
次回記事はコチラ👇
error-of-consideration.hatenablog.com