やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 4話(前半) 考察
やっはろー
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」2期4話(前半)
の考察をしていきます。
以下多分にネタバレを含みます。
デートのお誘い
デートの相手は折本とその友達です。もちろん比企谷は誘われていません。選ばれたのは葉山でした。なので、葉山が比企谷をデートに誘っています。
葉山が頭を下げてまで比企谷を誘うなんてきっと何かある。その時の葉山の顔が嫌に真剣なのも気になるんですよね。
下校時間とはいえ、教室内で葉山が比企谷に頭を下げていたら「何ごとだ! であえ!であえ!」ってなりそうなもんですよね。つまり、もっと目立つよね?
気にしているのは海老名さんと由比ヶ浜くらいなんでしょうか。画像右端に見切れている後ろ姿は三浦な気がするけど、築いていないのかな?
にしても海老名さんは平常運転ですね。ハヤ×ハチがそんなに楽しいかね。
比企谷は葉山のお誘いをもちろん断るのですが、その時の葉山の顔は「断られちゃったよ~。残念だな~」っていう雰囲気ではないんですよね。予期していたというかこのままでは引き下がれない何かがあるような雰囲気を感じます。
上官命令
上官=陽乃です。小町伝いに比企谷に陽乃からデートに行くように指令が飛んできます。このとき陽乃は、比企谷が葉山からの誘いを断ったことまで知っていました。なんで知っているんだよ。
ちなみに、小町の番号を知っている理由は、文化祭の時に交換したそうです。ラノベではボーナストラックで打ち上げを何回かしているので、そのときに小町と陽乃は面識があるのですよね。
さて、葉山が断られたことを陽乃に報告しているのが不思議ですね。考えられる可能性としては2つですかね。
- 葉山が自主的に断られたことを報告した。
- もともと陽乃から比企谷を誘うようにとの指令があった。
今回は1が濃厚ですね。陽乃のセリフにヒントがありました。
陽
『隼人が人に頭下げて頼み事なんてしないよ。あれで結構プライド高いから。』
『そうまでして比企谷君を連れていきたがる理由も気になるのよね。』
もし2のほうなら、陽乃の「比企谷を誘う」という命令を遂行できたか否かの報告義務があるので、陽乃に報告しても不思議ではないですし、陽乃がこのようなセリフはいはないですよね。
葉山には比企谷をつ入れていきたい何かしらの理由があって、そのために陽乃にまで手を回したのでしょう。執念深いな。
ところで、葉山は自分が頭を下げたことまで陽乃に行ったのだろうか? プライドが高いなら隠しそうな行動かとも思うんだけど、そういうわかりやすいプライドの高さは持ち合わせていないとかかな。
そして、陽乃との電話ではもっと大切なことがありました。
比
「あれを好きだったとは言わないですよ」
陽
『どれを好きだったとは言わないのかな?』
比
「ただ一方的に願望を押し付けてたというか、勘違いしてただけで、それを本物とは呼ばない」
陽
『君はまるで理性の化け物だね』
比
「なんすか、そんなんじゃないですよ」
陽
『そっか。じゃあ、自意識の化け物だ』
中学校のころの比企谷は折本のことが好きだったのでしょうけど、考え直してみると、それは好きだったと言わない。勝手に好きだと思っていただけ。
自分が「こういう人が好き」という理想を折本に対して押し付けていた。折本という人を見るのではなく、自分に対して都合のいい面だけを見て好きだと勘違いしていた。3話のカフェでもあったように折本は基本的に覚えていない。誰に対しても同じようにフラットに接する人という面が見えていれば告白することもなかったと思っているのでしょう。
そんな比企谷に対しての陽乃の評価は「理性の化け物」です。自分の感情に対してあれこれ理由をつけて納得しようとしている、分析しようとしている。おそらく比企谷も「理性」という言葉からプラスなイメージを持ったのかもしれません。だから、その評価を否定した。
否定された陽乃は「自意識の化け物」というマイナスな評価を下した。おそらく比企谷もこう来るとは思っていなかったのではないでしょうか。ラノベでは「納得した」というモノローグになっていました。
確かに、「好きだったとは言わない理由」として挙げられたのが自分のことだったので「自意識」というのは間違っていないのでしょう。それに、一方的に願望を押し付けていたり、勘違いしていた自分をいつまでも悔いているような比企谷をみて「化け物」だと付け加えたのかもしれません。
この会話から今までの比企谷の行動原理の裏付けが取れましたね。やっぱり、自分の勝手な思い込みで傷つくことを防ぐのが目的なのでしょう。もしくは、わかりやすい傷をつけて、それ以上痛みが増えないようにする。
体育祭の時にラノベで「成長」に関しての考えを思い出しました。「成長とは何度も傷つけられた結果、その痛みを本能的に回避するための行動」でしたね。そういう意味でいうと比企谷は成長していますね。
今回はこの辺で
次回のデートをお楽しみに・・・できるかな?
不安しかない。
さようなら。