やはり俺の考察ブログはまちがっている。(アニメ・数学)

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 1話(前半) 考察

やっはろー

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」2期6話(前半)

の考察をしていきます。

 

 以下多分にネタバレを含みます。

 

ノローグ

 

6話の始まりから比企谷のモノローグがいつもより多めですね。前回の生徒会選挙問題の終わり方が尾を引いているようです。

 

部室では由比ヶ浜雪ノ下に一生懸命話しかけて、雪ノ下はそれを微笑み交じりに聞いていて、たまに話題を振られる比企谷という構図です。

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雪ノ下の微笑

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がんばって話す由比ヶ浜

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由比ヶ浜の話を聞いているときの雪ノ下の笑顔がなんとも切ないですね。どこかで何かをあきらめてしまったような笑顔です。それに対して、がんばって空気を沈み込ませないように振る舞う由比ヶ浜を見ていると心苦しくなってきます。

 

由比ヶ浜の画像をよく見ると、右ほほにうっすら汗のようなものが描かれているような気がします。これも由比ヶ浜が話すことを頑張っているという描写なのでしょうか。

 

そう考えると会話の内容で「USB」がわからなかった由比ヶ浜は、アホなのではなく話題を切らさせないようにワザとわからないふりをしたのかもしれません。これは由比ヶ浜の名誉のためにもそういうことにしておきましょう。

 

そんな様子を見ての比企谷のモノローグです。

あの日以来、変わることのない微笑。変わることのない日常。逃げ出さないようにするだけの日々。

 

*2

あの日とは雪ノ下が生徒会長をしなくていいとわかった日のことを言っているのでしょう。つまり雪ノ下が「わかるものだと思っていた」という発言をした日でもあります。その日を境に雪ノ下の寂しい微笑は続いているのです。

 

部室にいる全員が今までの関係を取り戻そうとしている。けれども一度こじれてしまった事実に目を向けないようにして、一人はその場の空気を沈み込ませないように、もう一人は変わらぬ微笑を演じ続け、最後の一人も同じ場所で本を読んでいる。

 

形式上は以前のスタイルに戻っていますが、本質は見て見ぬふりが重なって誰も触れられなくなっているのですね。そんな日々が続いているから「逃げ出さないようにするだけ」と表現しているのだと思います。

 

比企谷のモノローグは教室でも続いていました。

失ってしまったことを言い訳にしないために、だからいつもより気を張って、いつもよりいつも通りであろうとふるまう。

(中略1)

ふと、心のどこかに引っかかった。なぜ俺は彼らを見ていたのか。

(中略2)

 

*3

比企谷のモノローグも大事ですが、現時点では情報不足なので代わりに(中略1)の部分を見ていきましょう。そこではモノローグ越しに、戸部がクリスマスの話題を挙げて海老名さんを誘おうとしていますが断られています。ラノベでは初詣も断られていましたね。

 

海老名さんは意図的に戸部を遠ざけようとしている気がします。戸部がまだ諦めていないことを察しての行動なのでしょうか。海老名さんならわかっていそうなのが怖いですね。

 

クリスマスの話題で反応しているのは三浦も同じでしたね。気にしてない様子を醸し出していますが、メッチャ気になりまくりんぐでしょ! 隠しきれていないところが乙女要素なのかしら。

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葉山の返答に動揺する三浦

*4

後で出てきますが、画像の上に切れている上靴は由比ヶ浜のものです。比企谷のところに向かう途中もしっかり描かれていましたね。

 

そして(中略2)では戸塚が登場します。

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不安そうな戸塚

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比企谷由比ヶ浜が教室で話していることを珍しく感じた戸塚がそれを指摘すると、由比ヶ浜が動揺したような態度だったので不安そうな表情をしています。

 

やっぱり、表情の変化を描くときは眉毛って大事なんでしょうか? あと口の大きさも大事な気がします。もし、この時の戸塚の口が大きく開いていたら不安というより不満の印象が強くなりそうですね。

 

このモノローグを言っているときは比企谷葉山グループを見ています。それに気づいた由比ヶ浜が比企谷のところに来ていました。見られていることで寒気とか圧力を感じたようですね。ほかにも感じたことあったでしょ? って聞いたら照れそうなので止めておきましょう。

 

ただ、比企谷の視線、しかも「見すぎ」に気づいたということは由比ヶ浜比企谷のことを見ていたわけですから、由比ヶ浜も少し恥ずかしそうに指摘していました。

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恥ずかしそうに指摘する由比ヶ浜

*6

この時の由比ヶ浜の眉毛もハの字になっていますね。言いにくいことを言おうとしている様子を描いているのでしょうか。

 

なんか、表情の考察見たくなってきた。

 

由比ヶ浜比企谷のもとを去って三浦たちのもとに戻っても、比企谷はしばらく由比ヶ浜を目で追っていましたね。「一緒に部室行こうと」言われたことを気にしているのかと思っていたのですが、ラノベ比企谷の気持ちが明かされていました。

 

比企谷の見立てでは由比ヶ浜は部室に行きずらいと感じている。だから、「一緒に行こう」と誘ってきたのだということですね。もちろん、部室の居心地が悪くなっていると感じているのは全員なんだと思います。

 

そう考えると「一緒に」て言われてもうれしいものではないですね。

 

アニメではこういうことまでは全く分からなかったのですが、ラノベを読んで理解できました。アニメを見た時の印象とラノベを読んだ時の印象が全く違うときあるんですよね。それはそれで理解力なさすぎなきもしますが、そっとしておいてください。

 

 

今回はこの辺で

さようなら

 

*1:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*2:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*3:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*4:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*5:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話

*6:©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。続 6話